HGSE(ハーバード教育学大学院)を卒業した人(日本在住)
学校が始まる前に気になっていたこと。
自分が進学する前に知っていたHGSE卒業生の日本人は2人(そして二人ともHGSEとは関係ないところで直接会った事あり)。他に、どのような日本人が卒業生としていらっしゃるのか。
キャンパスに到着すればもっと教えてもらえるのかと思いきや卒業生の情報は「卒業」しないとアクセスできないのだということ。ということで非常に原始的な方法、Google、で集めた以下リストを共有します。今後機会があれば更新していこうと思います。
2014年8月追記:
卒業してHarvard AlumniネットワークのDirectory(名簿)で「Harvard Graduate School of Education」x「日本」で検索したところ42人の方の名前がヒットしました。少ない!。しかもそのうち7名はお名前からおそらく日本にいらっしゃる外国人の方だと想定。登録してなくて名前が載っていない人もいるとしても少ないですね・・。同じようにHBS(ビジネススクール)が
東京だけで
500人以上(500人以上だと検索条件を絞らないと見えない)なのと比べるといかにニッチなのかということが分かります。(又はビジネススクールとかと違ってネットワーキングするような文化が浸透していないか、、)
ネット上で発見したHGSE日本人卒業生(留学前情報)
2012年に卒業した鈴木あす美さん
実は前職が同じ(彼女は投資銀行側、私はマーケット側)かつNPO「Acumen Fund」の日本チャプター運営も一緒、という偶然な共通点がいっぱいのあす美ちゃん。アライアンスフォーラム財団、フルブライト生、今はISAKのお手伝いも一部しているもよう。素敵です。
2009年に卒業した松田悠介さん
少し前のエントリ-にも書いた「Teach for Japan」の代表理事。元体育教師ブログ「体育教師がハーバード目指す遠き道のり」やブログ「Life is Education - 体育教師留学奮闘記」が有名。同じ世代、同じHGSEでも彼はSchool Leadershipのプログラム。熱い人です。
2009年に卒業した村上将隆さん
学部生の時に慶応から編入学をして、そして大学院に進学した方のよう。α ALPHA LEADERSの記事を発見。
200?年に卒業した本山勝寛さん
一番今の時点でネット上での存在感が大きい卒業生なのではなかろうか。Twitterでの発信量も多いです。BLOGOSのプロフィール欄を拝借。
国内外で社会変革を手掛けるアジア最大級のNGO日本財団で国際協力に従事、世界中を駆け回っている。ハーバード大学院国際教育政策専攻修士過程修了、東京大学工学部システム創成学科卒。1男2女のイクメン父として、独自の子育て論も展開。アゴラ/BLOGOSブロガー(月間20万PV)。著書『16倍速勉強法』『16倍速仕事術』(光文社)、『マンガ勉強法』(ソフトバンク)、『YouTube英語勉強法』(サンマーク出版)、『お金がなくても東大合格、英語がダメでもハーバード留学、僕の独学戦記』(ダイヤモンド社)など。
彼のブログ「本山勝寛ブログ: BOYS, BE HUNGRY!~世界を愛する学び録」のこのポストにさらに数名卒業生の方々のお名前を追加で発見。
横関 祐見子さん(ブログの時点ではJICAにいらっしゃったよう)
野村 るり子さん(ブログによるとMBAも取得されているよう、教育コンサルタント)
廣田 和子さん(ブログによると国際教育に関わる)2000年卒業
横田 雅弘先生(ブログによると一橋大学留学生センター教授)1984年卒業
2007年に卒業した岡智子さん
2007年の時点では国連職員として働かれていたようです。
2003年に卒業した加藤映子さん
今年(2012年)から大阪女学院大学・短期大学の学長になられたようです。
2000年に卒業した片桐紀子さん
横浜市会議員をされていたもよう。HGSE卒業後2年間ハーバードで教えていたようで、賞も受賞していたとか。凄いですね・・。
1998年に卒業した森田正康さん
「日本人ハーバード大生によるハーバード大学総合サイト」のインタビューによると21歳の時にこの修士プログラムに入学されていたらしい・・世の中には凄い人がいるものです。好きな言葉は「出すぎた杭は打たれない」。これは私の好きなMITメディアラボ副所長 石井先生も言っていたこと。
1992年に卒業した長谷川由さん
なんとHGSEを最優秀成績で卒業し、初の日本人として卒業式にスピーチをしたもよう。京都コンピューター学院というところの方。
黒田かをりさん
NGO関連でご活躍のもよう。
岩佐信道先生
南雅彦先生(心理学者)
・・・やはりGoogleには少し限界がありました。
卒業後に発見した情報
2014年8月追記:
で、卒業してから、卒業生データベースというものにアクセスできたので、改めて検索してみました。登録していない人も多いのだろうな、と思いながらも、42人いるという日本に現在居住している人達について少し整理してみました。
卒業年次別分布・各卒業生の学科一覧
2013 (2) Technology Innovation Education(自分)とInternational Education Policy(以下IEP)
2012 (3?) Learning and Teaching(以下L&T)、確か上記あすみちゃんはIEPなはず
2011 Alumni登録されていた人はなし
2010 (1) IEP
2009 (1) IEP
2007 (1) Risk&Prevention
2006 (1) プログラム不明
2005 (2) Mind, Brain, and Education (MBE), IEP
2004 (3) L&T, IEP, School Leadership
2003 (1) Individualized Masters
2002 (3) 全員IEP
2001 (6) Individualized Mastersx3, IEPx2とLanguage&Literacy
2000 (9) Individualized Mastersx8とTechnology in Education
1999 (2) Admin, Planning & Social PolicyとIndividualized Masters
1998 (3) 全員Individualized Master
1997 (1) Human Development & Psychology
1996 (3) 全員Individualized Masters
1993 (1) School-Age Child & Adolescence Risk & Prevention
1992 (1) Individualized Masters
1986 (1) Teaching Curriculum & Learning Env
1978 (1) Masters of Education-General
本当は全部で修士だけでも13あるのですが、少なくともHarvard Alumniに登録している人達の中では、全部の学科からの日本卒業生はいなさそうです。IEP(International Education Policy)は比較的多いですね
ちなみに私の理解している中で2014年卒は一人のJapanese Americanの子(アメリカ国籍在住)だけでした。ちなみに私の学年ではシンガポール留学生は10人弱、韓国人留学生も10人前後、中国人も10人はいたような気がします。
上田先生とBlatt教授のつながり
ちなみに上に書いた本山さんのブログに登場した上田信行先生は私の大好きな先生。(教わったことはないけれども)なんと!私の好きなHGSE/TIEのBlatt教授とは20年近くの付き合いだそうです。グロービスで研修設計に悶々としていた時に同期に渡された「プレイフルシンキング」を読んだときからの大ファンでした。
今から8ヶ月前、東大の中原先生のメルマガに紹介されていた「Unconference〜経験のリミックス」という不思議な1泊2日のワークショップに参加することによって初めてお会いすることができた上田先生。そんな先生との繋がりがあるBlatt教授が自分の入学するTIE学科のコア教授としていらっしゃるというのがワクワクです。(どういうイベントだったかは中原先生のブログをご参照ください。中原先生の言葉を借りると「ユーザー参加型の『創造の場』をつくる」試み。大人の文化祭みたいなもの。多くの参加者は人事関係者や人材育成/教育に関わる人達でした。以下は中原先生のブログの中にある映像は神戸芸術工科大学の曽和先生のチーム(infoguild)の作品ですがリアルタイムドキュメンテーションのパワーを感じます。)