Tomoko Matsukawa 松川倫子

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自分が働く場として重視しているもの

このエントリーは一つ前の 「会社のimpression makerとしての責任」の続き

さて「好印象」だったコンサル会社。同社からは二名のスピーカーがいました。そのうちの一人である日本代表の方は前日までの中国出張から直接飛んできたとリセプションに対するコミットメントをさらりと述べ、プレゼンをスタート。

同社が信念として抱いている「コンサルのあるべき姿」、大切にしている企業文化、顧客に対する姿勢、価格に対する考え方にはグロービスに似ている要素がたくさんあるなぁと感じました。

その一方でコンサルフィーが成果結果に多くを連動させているという点や、大部分のプロジェクトが一年以上の中長期ものであるという点、クライアント企業からプロジェクト終了後も継続的にフィードバックレポートをもらっているという点、コンサルのprofessional developmentに全世界ベースで取り組む体制があることなど徹底する姿勢と出来上がっている仕組みに凄いなと感じる点も多々ありました。同社の歴史は40年。グロービスのちょうど2倍。色々学ぶ点が多そうです。


また、社会貢献への取り組みにも非常に深く関与している同社。自分の少し関与している Acumen Fund Chapterのリーダーシップ研修にも同社のレポートを使っていますし、総合的にみて、外部から見て非常に魅力的な要素の多い企業だと感じました。

最近彼らがクライアント企業とよく議論していることは「創業者の目線への回帰」だそうです。リーダー育成のプログラム設計でも社史の振り返りとかも入れていたので、何だか色んなところで似たようなトレンドが出ているのだなぁ、との気づきも新鮮でした。


どんなところで働きたいか

そんな木曜+金曜を経た今日の土曜日。会場でぼんやり上記の振り返りをして思ったのは自分が働く場として何を重視しているか、という事。今の自分(社会人として合計7年、2社で働いた後1年学生をしている今)にとって大切なのは多分以下の3つ。その順に。

  1. 共に働く人、組織文化がどういうものか(フィーリング)
  2. 組織が実現しようと目指しているビジョン+社会の未来の姿に共感できるか+実現可能と思えるか(シンパシー+ロジック)
  3. その組織に自分個人が貢献できる場所があるか、自分がそのときに「やりたい」と思うことができそうか(需給バランス?+タイミング)

GSもグロービスも大変ラッキーなことに①にとても恵まれていました。グロービスへの転職を通じて、②の大切さ(これがどういう人を惹きつけ、その人たちを組織の原動力として活かすかを目の当たりにした気がします)を知りました。少し年をとり、ちょっとだけど経験を積み、大学生卒業後の時に比べて自分に何ができるか、何をしたいか、どのくらいストレッチするべきかが少し具体的に見えてきたからこそ③もしっかり意識しなくてはと思ってます。

上記3つを満たす場なんて求め続けるのは贅沢すぎるのかもしれない。①すら十分に満たされていない人が多いのも知っていますし。色々疑問を感じつつも①がとても良いから他を少し妥協してもいいと残っている人が多いのも知っています。でも同時に①〜③を全て持っている人や、自分達で作り出しワクワクし続けている人がいるのも知っています。むしろ組織を選ぶという立場から、自分でつくっちゃお、として起業した人がいるのも知っています。

自分はわがままで欲張りで衝動のコントロールが下手なので、多分全部3つを満たす場を探すか作るか・・自分の心が「ワクワク」とするところを模索し続けるのだろうな、とか思ったりした1日でした。