速報:H1Bビザ抽選の結果
まったく、グリーンカードの抽選でもあるまいし、「抽選」結果に一喜一憂しなくてはいけないのは、なんとも不思議な気持ちではありますが、今日弁護士からメールが届きました。
会社スポンサーの就労ビザであるH1B。今年も書類選考に入る前の抽選が実施された訳ですが、無事私の申請書類、今年の8万5千人の枠の検討対象として選ばれたようです。
めでたしめでたし。
とりあえず6月上旬に就労ビザ(現在はFビザの延長版であるOPT)切れという状況は避けられました。でも本来抽選なんかで決まるものではないはずなのですよね、このタイプのビザ。これからが一応本勝負です。
以前書いたように、アメリカの教育機関の修士号以上を取得した人を対象に2万人、それ以外の人が6.5万人、という枠のこのビザ。応募者がそんなに多くなかった年は抽選なんてありませんでした。
過去エントリー:以前より大変になった?H1Bビザ
今年は史上最高の応募者数・・・近年続いていた抽選が実施されました。まずは上記に該当する2万人枠に対する抽選があり、もれた人&その他の人が残りの6.5万に対して選ばれます。
果たして私が2万人枠に一発目で選ばれたのか、それともそれで落ちてしまったけれど、二回目の抽選で選ばれたのかは知る由もありません。ただ、生まれて始めて「修士号」取って良かったなと思いました(アメリカでは修士号取得するって何も特別なことじゃないのでこれまでまったく意識することなかったのですが)
今後のTo Doは二つ
ひとつは大学院のStudent Officeに新しいI-20を発行してもらうという手続き。「Cap-gap authorization」が認められた新しいI-20が必要になるので。これは私のOPTが切れた後も、9月30日まで就労していいですよー、という一時的な許可。それまでの間にH1Bの申請結果が出るはずなのですが、出ない場合は10月1日からは働けません。以前も書きましたがこの「Cap-gap」待遇を受けてアメリカに残って仕事をしている場合は国外に出られません。
もうひとつは4月28日以降「プレミアム処理」費用を払うかどうかの決断。これを払うと、政府が優先的に書類の検討に入ってくれるらしく、「9月末まで見通しが立たないのはいやだ」という人に対するオプションです。なんだか空港のエクスプレスチェックインレーンを連想させます。お金でサービス・待遇を買うという市場主義国、アメリカ。
$1225ドル。安くない。
私の弁護士のアドバイスは7月中旬前までに前に進んでいる気配がしなければ、さっさとこれを払うことを勧める、というものでした。Cap-Gapの有効期限の切れる10月1日以降仕事ができなくなってしまうのを避けるため。
とまあ、とりあえず少なくとも6月、7月くらいまではしっかりアメリカにいて、働いていることになりそうです。それ以降は、万が一書類不備などがあって政府から申請書が却下された場合は国外へ・・ということもあると思いますが、今回の抽選ほど不透明な事態ではない気もしています。弁護士しっかりやってくれているはずだし。
唯一残念なことはこれで日本には9月末まではおそらく帰れないということですね。
皆様ニューヨーク、遊びにきてください!
そして、この機にアメリカ国内の国立公園とか自然が綺麗なところに遊びに行って見たい、と思ってます。
関連エントリー