ブログを書くということ
人によってそれぞれ存在する「私がブログを書く理由」。私の理由は備忘記録のため、振り返りのため、受け取った情報を統合するため。
一番最初は大学院で学んだことを整理することを目的にして始めたこのブログ。大学院時代、ニューヨークで働き始めてからというもの、日本人と日本語でじっくり話をする機会が圧倒的に少ないこともあり、ブログは自然と自分の母国語である日本語で思考を整理するため場所にもなっていく。
英語でインプット/アウトプットすることに費やす時間:日本語でインプット/アウトプットすることに費やす時間、おそらく最近は9:1くらい。ブログを書かない時は95%:5%にもなるのではないだろうか。スカイプで日本語を話す人と会話する機会が出来ると、色々な意味で嬉しい&楽しい。
と、今の自分にとって不可欠な要素となりつつあるこのブログ。
有名なジャーナリストMalcolm Gladwellの「Outliers」という有名な本に提示されているとされている10000時間の法則。(最近はそれを否定する意見が出て来たり、それにMalcolmが反論したりと面白い動きもあるらしい)。
自分が一つ一つのエントリ-を書くのに使っている時間は平均しておそらく1.5〜2時間。そして今まで書いた記事が269。つまり、ブログを書くという筋肉トレーニングに要した時間、540時間前後。Masteryに10000時間必要だとしたら、ようやくその道のりの5%ほどにいるということになる。
冒頭に書いたように自分がブログを書く理由は別に「ブロガーとして極める」ことではないので、何%であろうが別に気にしないのだけれども、こうやって気付いたのは、これって少なくない時間だなということ。
ジムに定期的に通う人が怪我や出張などでしばらくジムに行けない時に調子が狂うのと同じで(ちなみに私の父は東京に居る時はほぼ毎日プールで泳いでいるけれど、仕事の関係で行けない時は辛そうであったりする)私も一定期間ブログが書けていないと調子があまり良くなかったりする。
特にインプットがある程度入ってきているのにアウトプットが出来ていない時。なんだかソワソワするし、自分の頭の中に入って来たものが、きちんと消化できないうちに溢れ出て、消えてしまうような気がしてしまう。
ブログに書いてもどうせ自分が書いたことすらすっかり忘れてしまうのだけれども、一度ブログに書いて行くとなんだか自分の頭の中の深い部分に残ってくれている気がする。だから無意識的にも意識的にも「書いておきたい」という気持ちになっているのかもしれない。最近久しぶりに耳にすることのあった「Forgetting curve」「忘却曲線」を思い出す。
"that humans tend to halve their memory of newly learned knowledge in a matter of days or weeks unless they consciously review the learned material." - Wikipedia
とにかく、今月はそんな月。日本語でのアウトプット不足で(英語でのインプットは過多なのに)ソワソワしている時期。
そして今週末はメモリアルデーのおかげで三連休。
たまたま、天気は最悪。予定もぽっかりと空いている。
溢れ出さないうちに、忘れてしまわないうちに、学んだこと、考えたこと、感じたことを書いてみようと思います。
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