日本人でない美容師さんにお世話になった
大学生時代も大学院生時代も、美容院はほとんど日本への一時帰国中に済ませていた私。一時帰国の頻度が低くなり始め、海外現地で美容院に行かなくてはいけない状態になってからは、なんとなくですが「日本人のいるサロン」を優先的に選ぶようにしていたものです。
2012年夏、渡米直後。当時から結構考え方が変わっている自分: ボストン初のネイル★
そんな私が初めてその「パターン」を飛び出したのが先週の土曜日。
Gilt Cityで割引券を発見したのを機に、non日本人美容師さんデビューを果たしました。
なんだか結構新鮮な体験だったので備忘メモ。
①:互いに質問や意見をストレートに言いやすい雰囲気
自分が「日本人でない美容師さんに担当してもらうの初めてです」「マンハッタンでnon日系美容院に行くの初めてなんです」と先に伝えていたからか・・・・・素直にあれこれ相手に教えてもらうモードに最初から自然となれたのが印象的でした。
相手がポンポンと(私がどう思うかとか気にしなさそうな雰囲気で)ハッキリ意見を言ってくるので、こっちもつられて率直に色々と言いやすく。変な遠慮とか、空気の読み合いみたいなものが皆無だったのがらくちんでした。日本の美容院だと「お客様」として大切に扱われ、それがヒシヒシと伝わってくるのに対し(如何に慣れ親しんだところでも)、今回のところでは「プロとして100%力を発揮してあげるけれど、ま、気に入ったら次も来ててくれればいいから」的なさっぱり感がありました。
②:美容師さんも学士号を取得する?
今回カットを担当してくれた方はテキサス州で高校卒業後に美容学校に進学して、資格を取得した方(資格は州毎)。そのあとニューヨークに「上京」してデザインの学士号取得の為に大学に通いながら今は働いているのだとか(もちろんハサミを持てるまでに数年の下積みがあるらしい—それは日本と同じかな)。「美容師の資格と大学進学を両方やる人って多いの?」といったら「もちろんよ」と。ビジネスなどの学士号を取る美容師さんもいるのだとか。日本はそういうイメージがなかったのでプチカルチャーショック。
③:毎日髪の毛をシャンプーしてはいけない、と
以前、ヨーロッパで会った友達が「私シャンプーするの1週間に1〜2回くらいだよ」と言っていたとき仰天したのだけれども、今回の美容師さんに聞いたらやはりシャンプーのしすぎは髪の痛みにつながるらしい。髪をすすいだり、トリートメントを使ったりはよくても、シャンプーの頻度を(髪に優しいシャンプーでも)下げることを奨められて。まだまだ半信半疑だけれど、確かに水や紫外線の影響で髪は痛み気味だし、少し試してみることにします。
④:ガールズトークは世界共通
カットを担当してくれた人は現在遠距離恋愛&ビザのハードルが存在するカップルで、カラーを担当してくれた人は先日「友達以上恋人未満」な関係の相手に別れを自分から告げた直後の傷心中。それぞれのテーマについて日本人の女子友と話すような感覚で色々話したり。「恋愛トークは何歳になっても、どの国にいても世界共通だねー」と言ったら「本当よ!」と二人共。傷心中の子の話していたことはSATCのサマンサが愛するリチャードを振ったときに言い放った「I love you, but I love me more.」の台詞を連想させたもの。辛そうだったけれど彼女の強さが印象的で。帰り際、自分の名刺を私に渡しながら「もし今度飲み仲間を探してたら連絡ちょーだい」と言ってくれたのもなんかnon日本っぽかったです。
今回、二人のアドバイスにしたがって、久々に10センチ以上をばっさり切ったのと、少しハイライトを入れたのですが、数日経った後の今も結構ハッピーなので、また同じところに次も行こうかなと思っています。
P.S. そういえば、この流れはネイルサロンでもあった経験。初めの頃は日本人の経営するネイルサロンを優先していた自分。その後次第に「現地のもそんな悪くないかも」→「コストパフォーマンスがいいし、こだわり過ぎてない分、時間も比較的短いし、安いので気に入らなくても何度も行けるし」→現地サロンを選ぶようになる。
・・・・なんとなく、美容院もその流れに乗りつつあるような気がします。こうやって「made in Japanじゃなきゃ」がどんどんと薄れて行く日々。
2012年夏、渡米直後。当時から結構考え方が変わっている自分: ボストン初のネイル★
2013年の9月、このときはまだジェルやっていたのだなぁ:
ニューヨークとジェルネイル★
恋愛系だと:
こちらのガールズ恋愛事情