NYで流行り始めているワークアウト各種
マンハッタン内には運動をする場所(ジムを含む)が至る所にある。スタバとネイルサロンと同じくらい、毎ブロックに一つほどあるのではないだろうかと最近思うようになってきた。パッと見てジムだと分かる場所はそれより少ないのだけれど、一見住宅、または倉庫に見えるような空間の中でヨガ教室が開かれていたり、バレイのエッセンスを交えたBarre Classが実施されていたりと「ワークアウト」「フィットネス」に関わる空間はいたるところに隠れている。
シリーズBで40億円調達したClasspassというNY発のスタートアップ(2015年 1月15日付けTechcrunch)がNY発なのもなんとなく納得。
参考:Classpassはひと月99ドルのメンバー制フィットネスサービスを提供。メンバーは該当地域内にある複数のパートナー施設のクラスを自由に受講できる(個別にその施設の会員になるより低価格で体験出来るという仕組み、施設側には新規顧客確保と稼働率上昇という利点がある)。パートナー施設は2000以上、NYのみならず、LA、SF、シカゴ、ボストンなど20都市以上に展開。2013年創業。そんな「ワークアウト」「フィットネス」にも「トレンド」というものがある。例えば食事で言えばちょっと前にKale Saladが凄い流行っていて、今は落ち着いてレギュラーメニューになっていたり。カップケーキはピークを過ぎたけれど、最近はマカロンが増えているね、といったように。最近良く聞くようになったのは「Barre(英語発音は普通に「バー」)Class」だった。
Barre(バレイに使われるバール)を使ったエクササイズ
Gilt Cityで割安だったのをまとめ買いし、普段のジムとは別の、近所のBarre Classスタジオに昨日初チャレンジ。レッスンは1時間。あいにくの雨だったけれど、自宅から数ブロック。毎日ラジオ体操をし、週末にジムに行っていても「筋トレ」ほぼ皆無な自分。予想通り今日起きたら筋肉痛。特に二の腕の上と背中とお尻。痛い・・・やっぱり色々な箇所をバランス良く鍛えていかないといけないのだな、としみじみ。どうりで元バレリーナの友達が筋肉だらけな訳だ。こういったトレーニングの積み重ねで出来上がっている身体なのだから、と自分との違いを噛み締める。
Barre Classっていつ頃から流行り始めたのだろう。調べているうちに 「The best fitness trends for 2015」というTime Out New Yorkの記事を発見。Barreという単語ありけり。
- Hybrid barre
- Boxing boot camp
- Indoor
parkour - Treadmill-only workout
- Competitive cycling
- Group rowing
HybridでないBarre class未体験なので正確には分かないものの、私が行ったBarreクラスはハイブリッド版だった模様。記事にあるようにダンベルも使ったし、呼吸法も活用されていたから。以前友達と何度かいったBarry's Bootcampではtreadmill-only workoutが入っていた(過去エントリ-:
教育者としてのジムのインストラクター)ちなみに今回参加したクラスは参加者全員が女性だった。Barry〜は半々くらい。
常に色々な形のワークアウトが登場
前述の3のparkourは今まで聞いたこともなかったもの。The New York Timesの動画を発見。面白そうだけど・・・個人的に少しハードルが高い。そして、男性比率も高まりそうな印象。
新しいトレンドが、メディアと口コミを通じてどんどん広がっていく。もちろんマラソン/ジョギングは常に安定したファンがいるのは言うまでもない。進化のスピードが早くて面白いな、と思う。ちょっと前に化粧品メーカーに務める友人に紹介されたFacial Yogaも行った理由は好奇心だった(二度目は行っていない)。そういえば、別のインド人の友達が この事業を始めた。Bollywood-inspiredフィットネス。これはparkourより気軽に行けそうなので、今度友達を誘っていってみようかな。
ちなみに20歳以上の成人の中の65%以上が「BMI 25以上」というアメリカ( 2014年5月29日のThe Economistのグラフ)。グローバル平均の37.5%、日本の20%前半に比べると圧倒的に高い。ただ、そのアメリカの中でも地域によってトレンドがあって( 2013年8月22日のThe Economistのグラフ)ニューヨーク州は比較的高BMI水準の成人の比率が低くて、かつ2009年からちょっと減少傾向でもあるもよう。こういったフィットネス系の流行りが少し手伝っているのかもしれない。