Tomoko Matsukawa 松川倫子

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古巣ゴールドマンとのコラボ

4ヶ月前に「Mediumにブログ移してみよ~」としたのはいいのだけれど、やはり慣れ親しんだインターフェイスへの愛着とMediumでのフォロワーの違いというのもあって、なんとなくサクサクと筆が進まなくなってしまったMedium。インプットの吸収場所としては本当にすばらしい場所なのに。というわけで浮気相手をキープしつつ、本命にちょっと戻ってみる。

2009年半ばからお世話になっていたMacBook Proがあまりにも重たくなってしまったのと、仕事で自分の今年の一大プロジェクトとなったコースの執筆で毎日文章を書きすぎて(英文だけれど)帰宅するころ&週末にはカラカラになっていたというのがBloggerを開く機会がほとんどなかった理由。

一大プロジェクトは、自分が新卒時代にお世話になったゴールドマンとのコラボでつくることになった、こちらのコース。人生はどうめぐりめぐってくるか分からないとはこのこと。まさか、自分がゴールドマンと協業先のNPOの社員としてするようになるとは思わなかった、笑。

このコースは女性起業家たちの資本調達&事業拡大を支援することが目的のファイナンス101的な内容。様々な要素が絡み合う「起業家」を「女性」とひとくくりにし、その対象に向けたコースをデザインすることの大変さとか、またコラボの条件の一つにある「インドにいる女性たち向けに特に有益なものにしてほしい」ということを入れながらも、別の地域にいる人たちにも使ってもらえる内容にするとか・・・乗り越えなくてはいけない壁の多さは今までのコースデザインの中でも比較できないくらい大変だった。そもそもVCを意識している起業家と、インドにある街で美容院を経営している中小企業オーナー(起業家精神はもちろんある)に対する「資本調達」に関するインプットを共にカバーしようとするのは結構欲張りだったとは思っている。


自分の株式調査での経験とかQuipperのときの資本調達のときの経験とか、フル稼働させながら作っていったこのコース。きっと、コースが正式に今月ローンチしたあとも何度も改善を重ねなくてはいけないのだろう・・・・。最初の受講生たちからの反応が今からドキドキ楽しみでもあり、緊張ものでもある。

オンラインコースのデザインは孤独な作業でもあるけれど(執筆&資料作成)、その過程で様々な人からインプットやアイディアをもらい、かつ、バーチャルで繰り広げられる化学反応を直接掴み取れる立場にもあるので、「大変だー!もうやだ!」と思う瞬間もところどころにあるけれど、ありがたい仕事なんだと思う。残りの数週間も駆け足でがんばっていこうと思う。

にしても、このプロジェクトのことを知ったら、当時のゴールドマンでの私の上司や先輩は「まっとむがファイナンスのコースを・・・・大丈夫だろうか」と思うに違いない。当時本当に何も知らなかった私をびしばし鍛えてくれた先輩方には今でも感謝してもしきれない・・