Tomoko Matsukawa 松川倫子

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1月の上旬からの体調不良。

1月の上旬からずっと体調不良で一進一退。持病というか、自分のアイデンティティの一部であるアトピーが悪化して、なかなか回復の兆しが見えない、長いトンネルの中を模索中。

振り返ればこんなに悪くなったのは2016年の春以降のこと。しかも(いつもだけれど)最悪なことに症状は首と顔。もっと別のところに出てくれればいいのに。

30年以上も向き合っている割に実は仕組みを深くは理解してないアトピー性皮膚炎。

とりあえず私は普通の人が持っている「肌の中の水分バランスを保つ機能」が壊れているため、複数の要因が重なると深いネガティブスパイラルに落ちていく、ということだけ分かっている。あとは、2011年に強硬で脱ステロイドを実施したため、ステロイド軟膏に助けを求めるもんかという意気込みだけは持ち続けている(が、故にeasy fix方法はまだ見出せてない)

乾燥するから保湿しようとするけれど、大半の保湿剤は刺激が強すぎたり、肌の必要な層に届かなくて効果がなかったり、合わないものを乗せると火傷みたいな痛さに襲われたり、それで痒くなって赤くなったり。そしてまた乾燥するという負のスパイラル。

身体が一生懸命「非常事態の消火活動」にエネルギー注いでいるからか身体に力も入らないし、普段できることもどんどん出来なくなっていく。部屋は散らかり放題、食生活もおろそかに。鏡の中に移る自分にギョッとするのも疲れるし、肌がつっぱって心から笑ったりしゃべりたくてもできなくなるから、人に会うのも億劫に。

2011年にかなり悪化した時は、一時期在宅勤務に切り替えてもらって、当時の上司が様子を見に近所のスタバまできてくれたくらい。その時その上司が「いつか松川さんの笑顔がまた見える日を待っているから」と言ってくれたことは今でも覚えてて、それを思い出すたびに人はちょっとした些細なことの積み重ねで簡単に「昨日まで普通のこと」だった世界から転げ出す・転げ落ちるんだよね、というリアルを噛み締めさせられる。

トンネルの中にいるときに思うこと

こんな時はそんな「一時的にvulnerable」な存在の自分をまず自分が受け入れる。自分は今そういう状況にいるだけ、いつか今の状況よりは良くなるんだからと言い聞かせながら。

そして、そんな今の自分を受け入れてくれるような近しい友人に「今自分こういう状態なんだけど、よろしくです」と言っていく。vulnerable なフェーズの自分も元気いっぱいな自分も分け隔てなく接してくれる人たちの存在に感謝すること。焦らないこと。たまには甘えること。

精神的にめげそうになるたびに、この二つの作戦を思い出す。いつかはトンネルの終わりがくるからさ、と思いつつ。

以下は父が毎年年始にくれる日めくりカレンダーの1ページ。

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人生におけるアップ・ダウンのダウンの効用

最近とある人に「ともこさんは人生において『よい時期』と『悪い時期』の振れ幅が大きい人生と小さい人生どっちがいいですか」と聞かれたりした。

私の人生で記憶に残る「悪い時期」には大抵体調不良、主にアトピーとの闘いが関わっている。それ以外は大した苦しみとか悩みに出会っていない(または忘れている)。と、自分はある意味幸運な人間だと思っている。そんな「悪い時期」も、それをくぐり抜けた後に振り返ると「たくさんのきっかけや、気づきに恵まれていたなぁ」と思える時が大半。だから私は彼の質問に対して「前者だよ」と答えた。

日々ボーっと何不自由なく平和に過ごさせてもらっている人生に、神様が定期的に落としてくれているギフトなんだなと思うようになったアトピー性皮膚炎。おなじことに悩んでいる人は世界に、日本にいっぱいいる(Untickleとか見ていても思う)。そうでない原因で、深く・長い苦しみを抱えて生きている人もいる。健康関連じゃない、何かを抱えている人もたくさんいる。

でも、それぞれが vulnerableな何かを抱えていることで、他者との繋がりが濃くなると考えれば、こういうちょっと面倒臭くて、辛い「ギフト」と共存するという自分のパーツも悪いことばかりではない・・とそう思ったりする。

気分転換にGoogleからの「ギフト」

と、まあそんな綺麗事を言ってても、症状がひどい時はただただ辛いし、気力もなくなる。で、予定を全てキャンセルして鬱々と布団に横たわっていたときに、ふと思い出して過去5年分のこれを見た。そして少し感動した。こうやって病床にいながらも小さな元気をもらえるって、インターネットってすごいな、と改めてそんなことに思いを馳せて心が暖かくなった。

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早く元気になりたい。

でも焦ってもしょうがない。今は休めってことなんだろうと思って、良くなくなるようセルフケアに集中する。

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