Tomoko Matsukawa 松川倫子

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今年のスーパーボウルより

アメリカに5年も住んでいると、アメフトに詳しくない自分の生活内にもじわじわと浸透してくるスーパーボウル。この国のプロアメフトリーグであるNFLの優勝決定戦の事で、毎年二月の上旬の日曜に開催されているものなのですが、今年は先週の日曜にありました。

シーズン開始前のプレイオフを含め20週ずっと試合をフォローしているようなアメフトファンから、前半戦・後半戦の間にあるハーフタイムショーだけを見るような参加者まで。感染する人たちも色々。この試合がアメリカのテレビ番組において毎年最高レベルの視聴率を記録することもあって(そして世界200カ国?でも放映されているらしい)試合中に流れるテレビコマーシャルに関する注目度も非常に高く、広告枠の単価の高さや、制作内容についての話題には毎年事欠かず。

そんな2018年のスーパーボウルが終わり、二つ備忘録。

アメリカの国歌斉唱

ちなみに、開催年によっては試合自体が面白かったり、微妙だったり、ハーフタイムショーが面白かったり、微妙だったりと波があるのですが、毎年安定的に自分が楽しいな、と思わされている時間は一番最初のアメリカの国歌斉唱のところ。単純に歌としてアメリカの国歌が好きなのと、広大なスタジアムの中で響きわたる歌手の歌唱力に毎回圧倒されるのです。

今年は歌手のPink(直前までインフルエンザを患っていた)、2016年はLady Gaga、 2014年はソプラノ歌手のRenee Fleming。YouTubeで  'national anthem NFL super bowl' と出てくる動画たちは、それだけをひたすら観ていても飽きないくらい。それぞれ凄いパワーを放ってます。

ふと、子供の頃からスーパーボウルを見て育ったアメリカ人の彼に、今までで一番記憶に残った国歌斉唱は誰?と聞いたところ1991年のホイットニー・ヒューストン、という答がきたので、それも見てみました。


確かにすごい。

一応そんな華やかな表のイメージがあるスーパーボウルも裏側では色々あって、開催都市となる都市(毎回州が異なる)で繰り広げられる大騒ぎの裏で起きる売春斡旋もそのひとつ(Googleで検索するとこの課題についての記事はたくさん見つかリマス)。スーパーボウルというイベントに限らず、アメフトというスポーツに対しても選手・学生の安全という側面から色々と近年風当たりが強かったりもします。

今年のコマーシャル

ちなみに、毎回話題になるコマーシャル。今回も事前に話題になっていたAmazonのコマーシャル(以下掲載)を含め、各社のコマーシャル戦も結構見応えがありました。一部ハプニングで多大なお金を払ったにも関わらず広告の全てが放映されていないものもありました。そのあとそれはどうなったんだろう・・・。

印象に残った3つのコマーシャルはこちら。







迫力や、お金のかけ方や、裏のダークな世界の存在や、当日のハプニングとか、何だか色々な点でアメリカっぽい要素が凝縮されているな、と思わされるスーパーボウルでした。さて、また来年。