Tomoko Matsukawa 松川倫子

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Co-Activeコーチングを学ぶことに

ぼんやりと「なんだか新しいことを学びたいなー」という気持ちを自分が抱いてることに気付いたのは昨年の夏の終わりくらい。大学院を卒業して五年と少しのタイミングでした。

今の職場での二つ目の役職についてから一年以上が経った時期で「仕事を通じて学ぶ」という坂道をまた一つ登り切って、休憩所的なところにたどり着いた頃。

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そんな気持ちがむくむくと自分の中で育っていくのを意識しつつも、インド出張、東京一時帰国、体調不調と続き、改めて自分の気持ちに向き合う時間が持てたのは12月になってからのことでした。

「オンラインのコースデザインとかやってるしブログも一応書いてるからHTMLとかCSS学ぼうかしら」という道を検討しながらも、最終的にはco-active コーチングというコーチングのスキルを習得しようという結論に至りました。

コーチングって?

きっかけは1月の半ばに参加したCTI(Co-Activeコーチングを教えている組織)の無料セッションでした。さらにそれに行こうと思ったきっかけは中高時代の友人の存在で。ペルー駐在をしていた彼女が、サバティカルの間にニューヨークのCTIでクラスを受けていた最中に再会したことが全てのご縁のはじまりです。

そんなこんなで参加した無料セッション。そこで以下の図と共にもらった説明が印象的でした。

コーチングは目の前に壁があると思って立ち止まっている人に、壁に対する見方を変えるきっかけを提供するイメージ

壁の乗り越え方や壁の壊し方を見せる人ではなく・・。なぜ壁が壁に見えるのだろう・・・と現状分析する人でもなく・・。

ここの絵にあるように、壁に対する見方が変わると(緑の人からピンクの人へ変容する)、その人が自ら何をしたらいいかを選んで進むことができる(この場合、ひょいとレンガの壁はまたぐことができる、とピンクの人はとらえるようになる)・・そういうメカニズムなのがコーチング。

そんな説明が印象的でした。1年半ほど前に社内の研修でコーチングとAdvising/Storytelling/Teaching/Consulting の類似点と相違点について話していたことも思い出しながら帰り道についたのを覚えています。



CTIのコーチングってどういう感じ?

また、コーチングというと「パーソナルコーチ?」「エグゼクティブコーチ?」と聞かれることがありますが、Co-Activeコーチは一人の人間を全体的に捉え・向き合うアプローチなので、トピック(プライベートなのか、キャリア関連なのか)問わずに応用できるアプローチ(と私は捉えています)。

仕事上、社会起業家・社内起業家といった人たちとよく関わっていますが、このCo-Activeモデルの背景にあるフィロソフィーはそういう文脈との相性が高い気がしています。(日本語で整理されているページがありましたNext Leap | コー・アクティブ・コーチング

このエントリーを書いている段階では既にCTIプログラムの基礎編Fundamentalsコース(2.5日間)修了済。応用編の第一回目を一週間後に控えているという状態です。4月にあった基礎編は想像以上の満足度だったので、次回も楽しみです。

プログラムそのものも質が高いのですが(設計・ファシリテーターと共に)、参加している他の人達からの刺激もかなり大きかったです。基礎編を一緒に過ごした18人のメンバーは起業家・人財に関わる系のコンサルタント・私のような組織に属している人、そうでない人。リーダーシップスキルの一部としてこのコーチングというスキルに興味を持っている人が多いのだなという印象を受けました。

自分が過去10年使ってきたinstructional designerとしてのスキルと補完関係にあるのがコーチングだなぁと噛み締めながら学習を楽しんでいます。

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CTIプログラムについて

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  • CTIはCoaches Training Institute の略で25年ほどの歴史がある業界大手(2019年にはCo-Active Training Instituteに改称することが決まっている)自分が受けたコースはこちらに紹介されています:https://coactive.com/training/coach-training/index

  • アメリカ、カナダ、シンガポール合わせて15都市でクラス展開(どこで受けてもOK、日本だと別にCTIジャパンというブランドで同じコンテンツが日本人向けに展開されているようです)

2019年6月更新:

CTIのブランド・ウェブサイトが更新されています。色合いやロゴも新しく。

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時代に合わせ、組織も進化。