Tomoko Matsukawa 松川倫子

View Original

2018年の振り返り(トップ10)

恒例の一年の振り返り投稿。何をtop10にするか2018年の12月に下書きとしてまとめていたものを、もう2019年6月にさしかかっていますが改めて。

2018年はどういう年だったか・・。

2017年が「安定した基盤の上で新しいチャレンジを楽しむ」一年であったならば、

2018年は「次のチャレンジ・変化の前にじっくり土台固めをする」年でありました。

このエントリーの下書きを書いていた2018年12月には「2019年・2020年と色々変化があるような気がしていて、その前の、ソワソワ・ワクワクした気持ちで迎える一年の締めくくり」とまとめられていた1年でした。

どんなに遅くなったとしても、この一年のまとめエントリーは自分にとって大事なものなので、今回も2018年のトップ10についてまとめていきます。

10: スニーカー

スニーカーマニアのパートナーの影響もあり、2018年は少しづつ自分の靴箱にスニーカーが加わってきた年でした。比較的快適なスニーカーに一度足が慣れてしまうと、底の薄いフラットシューズやヒールを履く気がまったく起きなくなってしまうというサイクル。気づいたら自分の靴箱の中のスニーカー比率が高まる高まる。

2018年購入したもので特に自分が気に入っているのは Air Jordan Rebel XX The 1 Reimagined、Jordan 1 Retro High City FlightとAdidas Campus Pride Shoes。

StockXという、スニーカーを取り扱うマーケットプレイスの存在や(日々取り扱われているスニーカーの価格が変動するところとか株式市場そのもの)それをここまで大きくした起業家Dan Gilbertの存在や、彼の生い立ち・地元デトロイトに対する慈善活動のあり方など色々興味深い世界。こういう世界を全く知らずに30年生活してきた私と、こういう世界に20年以上どっぷり浸かっていたパートナーの人生が何らかのご縁で交わることになったのは改めて面白いなぁと、思わされます。

スニーカーマニアが生息しているソーシャルメディア(Twitter/Instagram/YouTube)上の生態系の存在やそのダイナミズム、SNKRというアプリ・dropの文化、Highsnobietyというメディアの存在など(以下に彼らのpodcastを共有)・・ちょっと前までは存在を全く知らなかったこの世界。なかなか面白いと思わされた一年でした。

Hypebeastのスニーカーのページに続々更新される新作の存在はちょっと前まで自分が抱いていたスニーカーに対する見方をひっくり返すほどの発見でした。

See this content in the original post

9: 猫もアレルギー

2018年は愛猫にアレルギーの持病があることが発覚した年。「アメリカでペットの医療保険に加入」で書いた通り、思った以上の金銭的負担が発生することがわかり、改めてこの国で生活をするということは改めて色々出費がかさむのだなぁ、という思いを強くしました。

治ったかと思って安心した途端にぶり返し、というパターンを何度か繰り返したbodegaちゃん。健康で居続けてくれることだけで感謝ものです。

8: Creative Morningsヒット続き

2016年に「なぜか東京にはまだないCreative Mornings 」としてエントリーに書いたCreative Mornings(世界各地で同テーマについて開催される出勤前時間の朝のトークイベント)。2018年は合計4回参加しましたが、どれも素敵な内容でした。

起業家としての「起業を始めた初期でもなく、成功と外から呼ばれるピーク期でもない間のモヤモヤ期」についてのトークのThe Middle of The Creative Processや、

See this content in the original post

人々の心に強いインパクトを残すような(たくさんの人を集めた)イベント・キャンプ・合宿をデザインする上で大事な点についてThe Art of Gatheringという本の著書であるPriya Parkerが話した内容など。

See this content in the original post

そして、15回ほど参加したことのあるCreative Morningsの中で一番強烈だった回を体験できたのも2018年でした。11月に参加したKeith Yamashitaさんの回。残念ながら、それはまだビデオがアップされていないようですが、参加後に書いたブログはこちら「「再生・やり直し」に必要なこと

あの時受け取った心に刻むべきメッセージを思い出すためにも、あのとき興奮冷めやらぬ時にエントリーにまとめておいてよかったな、と思ってます。

7: インド出張二回

2年ぶりの仕事でのインド出張。2018年はムンバイに3月と9月と2度、アキュメンのフェロープログラムのデリバリーのために行ってきました。初インドだった2016年に比べて今回はすっかり慣れたもの。フェロープログラムのデリバリーにゆっくり集中することができました。「インド出張中に見聞きした・感じた10のこと」とかを書いているゆとりがあったりして。Acumenでの二つ目の仕事としてのフェロプログラムデザイナーとしてどっぷり職務に浸かった、印象的な出張でした。

Amazing what you can build in 4 days. @Acumen#India Fellows after a few days of #goodsociety#adaptiveleadership and #polaritiesmanagementpic.twitter.com/n7WvRoox8J — Bavidra Mohan (@BavidraMohan) March 24, 2018

Found this amazing Instructional Designer in the corner...love having @Mokomoko924 w/ us for the @Acumen Fellows seminar in #Indiapic.twitter.com/U0j1zP7mvs — Bavidra Mohan (@BavidraMohan) March 22, 2018

6: シアトル・ナッシュビル・バージニア

友人の結婚式が重なり、2018年はちょこちょこと米国内を旅する機会に恵まれました。シアトルはパートナーとの初の飛行機trip。ニューヨーク育ちの人によくある「ニューヨークが世界で一番」という思い込みを持っていた(と私は思っている)相手。想定以上にシアトルが良かったらしく、ニューヨークじゃなかったら住むのはシアトルかな!と言うくらいまで勝手に想いを強めてくれたのは良かったです。

特に、シアトルからフェリーに乗って行ったBainbridge Island(airbnbに滞滞在)が素敵でした。ナッシュビルでも、スニーカーつながりでRootedというストアのオーナーと仲良くなったり。

この投稿をInstagramで見る

62 Hermitage Ave. — Tag A Friend That Needs To Stop By.

ROOTEDさん(@stay__rooted)がシェアした投稿 - 2019年 2月月3日午後12時24分PST

「地方の、それぞれ個性的な文化圏にあふれる」日本の国内旅行のほうが私は圧倒的に好きですが、ある種この国で独特すぎるニューヨークという街を離れ、少しのんびりしてて、穏やかな空気が流れているアメリカ地方各地もいいものだな、と(といってもシアトルもナッシュビルも都会ですが)思ったり。

5: 金沢・長野

アメリカに2012年の夏に来てから、毎年1−2回は一時帰国に戻っている日本。離れている時間が長く慣ればなるほど、実家や大多数の友人が生活している東京ではなく、ユニークな体験を提供してくれて、ご飯が美味しい地方各地に行きたいな、と思うようになりました。

一番最初は母との二人旅でいった福岡旅行。それに味をしめて最近は、少しでも可能であれば地方都市に一時帰国中に行くようになりました。2018年の年初は金沢・長野の旅。両親との楽しい思い出づくり。

最初に訪れた金沢ではゴールドマンサックス証券調査部の元部長で、自分を新卒採用してくれた恩師の方が経営されている回転お寿司屋さんに家族三人で行ってみました。美味しかったお寿司をお腹いっぱいに食べた後に、「そこに来ました〜」とメッセージしたことがきっかけで、たまたま現地にいらっしゃっていたその方と10年近くぶりの再会を果た、という貴重な体験もすることができました。

その後に行った鈴木大拙館、西田幾多郎記念館、善光寺、すべて素晴らしい思い出となりました。特に、西田幾太郎記念館で知ったヨシタケシンスケさんの絵本シリーズに感動し、自分のtwitterのヘッダーの写真にしたくらいです。あとは、この旅はとてもご飯が美味しかった記憶があります。

See this content in the original post

ヨシタケシンスケさんの「りんごかもしれない」

See this content in the original post

4: アメリカの政治

ショックだった2016年の大統領選挙からもう2年。だんだんとトランプ大統領政権になってからの影響が色々と身近になってきた頃、中間選挙がありました。直前に 最高裁判事候補であったカバナー氏の承認という全米が注目していた「事件」もあり、その後に行われた中間選挙は、例年以上に多くの注目・投票者が集まったものとなりました。

2018年の秋、トランプ政権下でビザ問題に想いを馳せるというエントリーを書いたりもしていました。今実際これを書いているのは2019年ですが、既に2020年の大統領選挙に向けた報道が連日のように続いています。自分の就労ビザが2021年の春に切れることもあり、引き続き今後ともこの国の政権がどのような方向に向かっているのかは個人的にも気になっている問題です。

3: 両親 visiting ニューヨーク

ニューヨークに2013年に越してから初めて(!)両親がお盆の時期の休みを利用してアメリカに来てくれたのも2018年でした。もともと父が2003年頃に単身赴任していたこともあり、ニューヨークが初めてという訳ではありませんでしたが、なんせ、娘が住んでいる場所・働いている場所・付き合っている相手、それらは全て初体験。

あとは、やはり当時に比べてマンハッタンも色々と大きく変わっていて、久々のニューヨークのペースと規模が印象に残ったようでした(昔はなかった大戸屋でご飯を食べながら金額の違いに驚いていたり)。

めまぐるしい10日ちょっとでしたが、自分の生活のありのままを直接見せたり、共有することができたのはとても嬉しい体験でした。

2: アトピー

2018年の大半は、今振り返ると、本当に健康問題に苦しんだ一年でした。 1月の上旬からの体調不良を1月に書いてから、その後インド出張、シアトル、バージニア、インド出張2などと色々と続いていた中でも体調はいまいち。小さな改善と、悪化を繰り返す日々。

7月にはアトピー対策にシステム思考を応用するとと、普段の仕事で使っている思考を自分の健康問題に応用して考えてみたり、そのあと  アメリカの皮膚科・アレルギー科でパッチテストを体験してみたり、漢方を模索したり、鍼治療に行ったり(鍼と漢方とアトピーinニューヨーク)、軌跡を振り返ると本当色々もがいていたのだなーと改めて思います。

ここ近年のアトピーとの(ある意味、場当たり的な)向き合い方がもはや通用しなくなって体が「ここで根本的に向き合わないと前に進ませないぞ」と言っているような感覚にすら陥った2018年。手探りが続く中、色々なことを試しながら悩んだ一年でした。

11月の上旬に通い始めた鍼の先生が合っていたみたいで、そこからどんどんと基礎免疫が強化され、2019年の春はアレルギー知らずで過ごすことができました。今は薬や保湿剤不要の快適な生活が送れています。が、2018年は大変でした。

1: 家探しと引越し

4月にメモリアルデーのセールで新しいマットレスをパートナーの彼と購入した時は、まさかその半年後に具体的に家探しをすることになるとは思っていなかったのですが、色々なタイミングが重なり、2018年の秋には5年ぶりに「ニューヨークで家探し」 をすることとなりました。

最終的には12月のクリスマス直後に新居に引っ越し。パートナーと彼の愛猫との共同生活が始まりました。これを書いている時点では既に5ヶ月以上一緒に生活していることになりますが、彼のこと、自分のこと、色々な発見に満ちている楽しい日々を送っています。一緒に住み始める前に「今のパートナーのどんなとこがいいの?」 を書いていましたが、4年ほど一緒に過ごしていた相手のことも、共同生活をすることでさらに詳しく&新しい面の発見ってあるものなのだな、と思います。

See this content in the original post

それについてはまた別のどこかで。

他にも同窓会並みの結婚式二回(東京とモントリオール)があったり、20−30年振りの再会が9月にバタバタっとあったり、今の組織での勤労年数が5年という区切りを超えたというのも2018年。

Facebookを使うことがほとんどなくなり(メール代わりにメッセンジャーは使っていますが)、Twitterをもっぱら使うようになったのも、情報を得る方法としてPodcastの依存度が高くなったのも2018年でした、

書き上げるのには少なからずの時間がかかる「一年の振り返りシリーズ」ですが、毎年色々なことが起きるのだなーと、改めて思わされます。2019年の一年振り返りをするのも今から楽しみです。

  • 2017: 安定した基盤の上で新しいチャレンジを楽しんだ年(振り返り

  • 2016: 足元固めと新しい種まきの年(振り返り

  • 2015: 調整と再確認の年(振り返り) 

  • 2014: 本格的稼働開始の年(振り返り) 

  • 2013: 放浪と模索の年(振り返り)