2025年 ”描き”初め（えがきぞめ）
2024年はここ10年で一番と言えるくらいの不確実性の波を体験した年だった。
でも、過ぎてみて振り返ると、たくさんの人たちのサポートをもとに、無事波を乗りこなすことができて「終わりよければ全て良し」となっていて感謝の気持ちで年を締めくくることができた。
2019年頃からほぼ毎年、なんらかの不確実性の種が自分の人生に投下され続けていたことによる、心的レジリエンスの筋トレのおかげも少なからずあるのではないかとも思っている。コーチングを学び、コーチングを受け、実践もしていた、というのもストレスマネジメントの文脈で役に立った。
そんな2024年の振り返りの投稿は別途するとして、今回は簡潔に表題の「描き初め」について書きたい。描き初めをしたのは一昨日の夜、ニューヨークの1月17日金曜日の夜だった。2010年から20回近く参加しているEGAKUワークショップ EGAKU。そこで描いたこと、もらったフィードバック、などを忘れないように書き記しておく。
最後に描いたのは一時帰国中の2016年
実は最後にEGAKUに参加したのは2016年の1月の一時帰国中。赤坂のアトリエにて。確か一時帰国の同窓会・交流会にしちゃお、と思って大好きな友人知人たち大勢に声をかけて全員で描いた回だった。
その日のテーマは「今年のわたし」だったことも、今回EGAKUのオンラインのマイページをみるまですっかり忘れていたのだけれど、一昨日それをみてみた。
随分のほほんとした作品で、2024年をくぐり抜けた自分からはかなり遠い世界・立ち位置にいたことを感じさせられる一枚になっていた。
オンラインセッションデビューの2025年
そして時は流れ2025年。
私が描いていなかった8年の間に、EGAKUは、オンライン実施や英語実施など、進化を遂げていた。オンラインポータルページなども設置されていたおかげで、自分がどっぷりハマっていた2010-2013年の頃の作品も、オンラインにデジタルアーカイブされていた。
自分がEGAKUにハマったきっかけは新卒で入社した会社・金融業界を離れて、人生で初めての転職をしたことだった。その後休職をして2012年に教育学部に大学院留学するまで、色々なことを感じたり、考えたり、悩んだりしていて、自分自ら歩む道を描く必要がある重要な時期だった。
そんな時期、自分を整えたり、立ち止まるきっかけをくれたものがEGAKUだった。
赤坂のアトリエに仕事の後の平日の夜、定期的に通ったっけ。色々な人たちと出会った。
そして自分の2025年。
再び「自分自ら歩む道を描く必要がある重要な時期」を迎えている。
なぜならば、2024年は自分の法人を米国で立ち上げたり、引っ越しをして近所エリアが変わったり、第二子の妊娠が発覚したり、O-1Aビザを取得したり、と色々なことが起きたから。
2025年1月の今、今年がどうなるか全然見通しがついていない。1年前もそんな感じだった。でも、その時よりは同じ不確実性でも白いキャンバスを目の前にしているような、希望や期待が織り混ざる「自分次第」の部分が大きい。そんなタイミングだからこそEGAKUで書く初めをすることに意義がある、そう感じた。
2025年の「今年のわたし」
そんな久々に描いた作品はこちら。
2010-2013年の頃の私の作品は、描き始める前に少しコンセプトというか左脳・ロジックから入ることが多く、それが当時の自分の特徴でもあり癖でもあったのだけれど、今回はすごく久々だったということもあったし、日本を離れてすでに12年も経ち「カオス・未体験・不確実性が普通」の日々に揉まれて自分が変わったのか、思いっきり直感に従って描いてみようという気持ちでひたすらパステルカラーをこすり始めた。
そんな感じでプロセスも自分の置かれた状況も違ったはずなのに、オンラインアーカイブにある過去の作品を横並びで見ていると今回の作品と似ている部分もあり、自分という人間の根源にあるもので不変なものもあるのかも、という不思議な発見もあったりした。
そんな2025年の作品に対して一緒に参加した方々からいただいた鑑賞コメントの一部を備忘メモ。
雪化粧、祭り、円になってダンスしている、巻き込む、喜び、子供が校庭で遊んでいる、俯瞰的な視点、美しい夜空、リラックスできる空間、様々なもの（個人？経験？イベント？）で溢れている、平和な風景、音楽が流れている、円に守られている、魔法の世界のよう、まとまっている、縁・つながり、穏やか、夜空、魔法の世界
これらのコメントは本当ギフトだなーといつも思う。
自分の好きなEGAKU参加時のお土産。
さて、年末年始のバタバタも落ち着き始めて、2025年稼働開始・・！という感じの3連休・新しい大統領就任の週末。今年はもう少しブログ執筆も定期的にしていきたいところ。
これを読んでくださった皆様の1年も充実したものとなりますように！
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EGAKUワークショップについて - 2012年8月12日、2014年2月24日更新