会社のimpression makerとしての責任
今日はボストンキャリアフォーラムの二日目でした(初日はクラスもあったので行きませんでした)積極的に転職活動をしているわけではなかったものの、友人が複数名採用側としてボストンに来ているのと、就活中の友人も何人か来ていたの、転職活動時に大変お世話になったディスコ社の方に会いたかった、などもあり、土曜の朝から早起きしてスーツ姿で行ってきました。
各会社が就職先を探している学生同士と駆け引きを繰り広げる場のキャリアフォーラム。その前後ボストンでは様々な場所・タイミングで会社の説明会という名のアピールイベントがありました。それらに参加しながら、自分の所属する組織の「顔」となり学生に強い印象を残すには、またはどんな印象を残すか、といったことについて思いました。
ただし、就職活動のような場では企業が応募を検討している人たちに直接的な印象を与える機会は比較的限定的。だからこそ、その会社の代表として語る人はどういう風にshow upするか、何を言うか、どう質疑応答に対応するか、重要だな、と思ったのです。
各会社が就職先を探している学生同士と駆け引きを繰り広げる場のキャリアフォーラム。その前後ボストンでは様々な場所・タイミングで会社の説明会という名のアピールイベントがありました。それらに参加しながら、自分の所属する組織の「顔」となり学生に強い印象を残すには、またはどんな印象を残すか、といったことについて思いました。
対照的な2社の説明会
キャリアフォーラム前の週の木曜日。日本を代表する会社の一つが学内でプレゼンをしていたので参加しました。(同社のサービスの利用者ではなかったのですが、この会社の何がそんなに凄いのか・本当に凄いのかに興味があったため)
また、金曜日夜は友人の誘いで興味をもった某コンサル会社のMBA1年生向けプレゼンに参加しました。(彼女に限らず同社社員の多くが「自社が好き」と言っているのを知っていたので、どういうところにその魅力があるのだろう、と興味を持ったため)
両方とも自社の軌跡、大切にしているバリュー、学生の就職先しての魅力を伝えていたのですが、自分の投資時間に対して抱いた感想は前者が「残念・・・」後者が「非常に好印象、来て良かった」とはっきりと別れたものとなりました。会社の「代表」としてのスピーカー個人がその組織とのfirst interactionを体験する聞き手に対して与えるインパクトについて考えさせられた対照的な体験でした。
両方とも自社の軌跡、大切にしているバリュー、学生の就職先しての魅力を伝えていたのですが、自分の投資時間に対して抱いた感想は前者が「残念・・・」後者が「非常に好印象、来て良かった」とはっきりと別れたものとなりました。会社の「代表」としてのスピーカー個人がその組織とのfirst interactionを体験する聞き手に対して与えるインパクトについて考えさせられた対照的な体験でした。
印象の残し方
この間の大統領選挙の第一回のDebateを振り返ってみても似たことを思います。もしかしたらオバマはあの日たまたま体調が悪かったのかもしれない、またはたまたま苦手な分野の質問が投げられてしまっていたのかもしれない、そんな色々な可能性はあるものの、やはり結果どう見えたか、その時の印象で多くのundecided投票者の気持ちは流れてしまいました。そのあと結局オバマは第二回で少々挽回できたのと、なによりDebate以前の彼の軌跡などもあるのでもちろん「印象」というものの回復余地があるものです。ただし、就職活動のような場では企業が応募を検討している人たちに直接的な印象を与える機会は比較的限定的。だからこそ、その会社の代表として語る人はどういう風にshow upするか、何を言うか、どう質疑応答に対応するか、重要だな、と思ったのです。
ちなみに上記の最初の会社に対する私のマイナス寄りのimpressionは(同社のサービスを一切使っていないということもあるけど)きっとしばらーく変わらないのだろう、と思います。どれだけ収益性が高いとか時価総額ランキング何位とか、色々データで言われていても、自分の目と耳と心が受けた感覚ってなかなか覆すのが難しい。
そんなことを考えた自分を見ながら自分が自分の所属する組織のimpression makerとしてどうなっているんだろう、と我が身を振り返るきっかけになったりしたのでした。
好印象だった別の会社については次のエントリーで。
好印象だった別の会社については次のエントリーで。