最近自分がTwitterを使う6つの理由

Facebook (2004年以降)、Twitter(2010年以降)、Instagram(アカウントを作ったのは2011年、本格的に使い始めたのは2014年以降)。自分がここ数年の間、定期的に触れているソーシャルメディアはこの三つ。

その中でもTwitterの存在感が自分の中で高まっている。

たった2年前に「Facebookを使って12年」というエントリーを書いたときは(その時はMediumを一瞬試していたこともあった)「Facebook Messenger+Instagramが今の私にはちょうどいいバランスなのだけれど」と書いていた私。あまりTwitterについてはそのエントリーでは触れていない。確かその頃のTwitterは身売りの話もあったくらいでやや落ち目だったように記憶している。Twitterに転職した友人も2016年に会った時は色々大変そうだった。

でも、最近会った彼女は元気そうだった。

そして、一ユーザーとしての自分は前よりもっとTwitterに触れている時間が増えている。自分のTwitter上での発信量は多分前とそんなに変わっていない。もともと記事のシェアやRTが多く、そんなに自分は呟いていない。個人的な発信は引き続きInstagramであったり、ブログであったり、というのは変わっていない。

でも、なんでそんなにTwitterを開けている時間が前より長くなったと感じるのだろう。

多分それは情報を収集するためにTwitterに行くことが増えたからだと思う。「情報」というのは世界で起きていること、アメリカ国内で起きていること、緊急性の高いニュースや直近話題になっていることのみならず、それらに対する様々な人の意見や反応を含む。むしろ後者の方が大きいかもしれない。

と大きくまとめるとそんなもんなのだけれど、この機にちょっと考えてみた。自分がTwitterを使っている理由。大きく6つ。

その一

何がtrending newsになっているかがリアルタイムでわかること。私がアプリを開けて一番先にクリックするのが下の虫メガネアイコンの検索ボタン(モバイル版)。それをクリックするとTrends for youといってトップ5の注目話題・キーワードが出てくる。Show moreをクリックするとトップ20まで見ることができる(普段はトップ5以外はあまりみない)。アプリを開けるたびに一番上のバナー部分にある話題・キーワードがリフレッシュされ、なかなか病みつきになる。登場するネタも国内政治、海外、国内、ビジネス、芸能、社会と幅広い。その下にあるWhat's happeningも結構毎日みている。

例えば昨日だったらSaturday Night Liveという有名番組に関する二つの話題がTrendしていた。一つは歌手のアリアナ・グランデの元婚約者のピート(同番組のメインキャラ)が直近の婚約破棄・別れについて番組内でどう言及していたか+その番組報道の30分前にアリアナが新曲を公開したという話。もう一つは同じピートが番組内でテキサス州の共和党立候補者をネタにしたジョークが問題視されているという話。この立候補者は元軍人で片目を失くして眼帯をしているのだけれど、それをネタにしたピートにかなり多くの人が怒りを表していたという話(まとめはこちら)。

ただ、一時帰国中の東京ではこの機能はあまり自分は使わない。それが何故なのかはいまいちよくわからない。

その二

加えて自分がTwitterに行くのはどういう意見が(対立している場合が多い)存在するかをリアルタイムで知りたい時。上記にあるようなtrending newsから見つけることもあるし、自分がきになるキーワードをタイプしてそこで登場するツイートに数百とか数千とかコメントが付いている場合そのコメントを見るのが結構好きだったりする。New York TimesやThe Economistのオンライン記事には大体たくさんのコメントが付いていてそれを読むことで、本文を読んでいる時とは違う示唆が得られることが多い、そんな感じ。

例えば上記のピートのジョークが炎上している件。確かに国のために戦って怪我をした人をネタにしたジョークはどうかと思うものの、怒っている人の中にはそれまで民主党寄り・トランプ大統領批判一色の報道をしているSaturady Night Liveを嫌っていた人たちがここぞとばかりに声をあげて批判しているのも面白い。そんな怒りをぶちまけている人に「いや、わかるけれど、トランプだって身体障害者をバカにしたこともあるじゃないか」と政治が絡んだやりとりもチラホラ。

そして、この話題が出たあとフォロワー数が急増したこの共和党立候補者。彼はこの件について「オトナ」なツイートをしていたのだけれど、そこに登場するコメントも色々あって面白い。無条件で支援・感謝を示す人もいる一方で、今年の中間選挙で一番米国内で話題になっていると言われている医療制度改革に対する姿勢を追求する人もいたり。

と、こんな感じできになるトピックで「熱く」なっているツイートを見つけては、そのコメント欄を眺めて・・という感じで「情報」を得ている(もちろんキリがないのでほどほどに)。

これも理由その一と同じで、日本に一時帰国中に自分がこれをするかというとそこまでしない・・。そこまでコメント数が付いていないからか、コメント内容のせいなのか理由はよくわからない。

その三

最新のニューヨークの治安情報を得るため。毎日しょっちゅういろんなところで事件が起きているこの街、ニューヨーク。パトカーが集まっていたり、急に駅の一部に警官が集まっていると何が起きたのだろうと思うことがある(何が起きたかを丁寧にアナウンスしてくれるようなことはこの街ではしてくれない)。そんな時は@citizenApp_NYCというアカウントと@NYCityAlertsというアカウントが便利だったりする。癖で今では週に何度かチェックするようになっている。別に見なくてもいいことも多いのだけれど、不審物の情報であったり未解決の事件の話であってり、なんとなくこれらを押さえていると安心する自分がいたりする。地域によって治安が全然違うのだなという当たり前の事実を再確認することもできる。ちなみにCitizenはアプリもあって、自分のいる場所から近い場所で何かがあった場合アラートを流してくれる仕組みもある。

その四

スポーツ観戦を他の人と共有するため。テニス・サッカー・野球・バスケの大きな試合があるときはTwitterを開けることが多かったりする。先日長丁場が話題になったドジャーズ vs レッドソックスの時は睡眠不足をジョークにしたgifなどがいっぱいあって面白かった。

また、私は積極的に試合観戦するタイプではないけれどアメフト・レスリングなどもよくTwitter上でtrendingしている印象だ。もちろん世界規模のW杯やオリンピックの際もTwitterでハッシュタグを使うことでリアルタイムで世界の別のところで同じ瞬間を目撃して興奮している人たちと繋がることができたりする。たまに大きな試合が終わった後に選手がどうツイートしているかを見にいくのも楽しかったりする(セリーナの試合の後の大坂なおみ選手とか)

その五

ちょっぴりLinkedIn的な使い方をしたい時。最近、日本語を話さないUXデザイナーのパートナーのために、日本でnon japanese speaker UX designerっているのかしら、というリサーチを開始した。別に日本にすぐ引っ越すとかではないのだけれど、どのくらい人材の流出入がデザイナーという職種で起きているのかな、と把握したくて。私が詳しい分野でないのでちょっとTwitterを使って検索してみたのだ。そしたらUX designというキーワードをプロフィールに載せている人が多いからか、日本で活動しているnon japaneseデザイナーをサクサク見つけることができた。もちろん彼らは日本語が喋れるのかもしれないけれど、英語で発信し続けるアカウントでbased in Tokyoとかある彼らに万が一の際はコンタクトしてtipsをお伺いすることも可能なんだ、そんな発見が1時間もしないうちにサクサクとできた。これは多分LinkedInでもできることなのだろうけれど、Twitterでフォローする方がなんだか敷居が低く楽だった。

その六

UXが好きだから。たまにTwitterは想定外のことをしてくれる。デザインのアップデートはもちろん、色々と気の利いた?ことを提案してくれる。そういうサプライズが私は好きだったりする。例えば、あと数日で中間選挙であることを踏まえ、私に「中間選挙に関する最新情報はどう?」というポップを見せ、クリックしたらこういうページが。左はニュース記事がキュレーションされていて、右は様々なオピニオンが見えるようになっている。

ニュース記事をスクロールすると今度は州ごとに情報が追えるようにもなっている、デザインも可愛い。


試しにニューヨーク州をクリックして見るとこんな感じ。

私はニュースアプリはBotスタイルのQuartzが好きなのだけれども(Quartzは全体的にデザインが好き)Twitterのこういう側面もなかなか自分の好みのタイプだったりする。

もちろん上記6つの他にも、友人の近況を確認できるとか(と言っても積極的に見にいくのは10人もいないか)、自分がフォローしている人の呟きがフィードに流れて来た時にキャッチできて新しいインプットを得るとか、共通の興味がある人と知り合いになり対面ではあった事なくてもスカイプする仲になるとか、自分のブログのエントリーをプッシュする場所、みたいな使い方はあるのだけれども、やっぱり自分が最近Twitterにいくのはこの6つかなー、と。

おまけ

ちなみに結構前にIFTTTを使って、自分のツイートは全てGoogle Excel spreadsheetに保存するような設定をした。そんなspreadsheet、いつか使うことがあるかわからないけれど、自分の呟きが一つのsheetにキーワード検索可能な感じで自動保存されていくのは、いつかなんかのためになるかな、と緩く思っていたり。IFTTTは使いようではもっと色々な可能性がありそうでいつかもう少し活用したい。
Previous
Previous

グリーンカード抽選プログラム

Next
Next

人気が急上昇したBear Brookを聴きながら考えるストーリーを伝える力