コテンラジオとの出会い

2020年は色々忙しくブログがあまり書けなかったけれど、これは忘れないように書き記しておきたい、と思ってることがあって。それは、ポッドキャストcotenradio(コテンラジオ)との出会い。

出会いの背景:コロナ禍の2020年

コロナ対策の影響で、2020年3月の前半以降ずっと在宅勤務&自粛生活を続けている。「来年の1月まで在宅勤務だってさ」と社内のアナウンスを驚きつつも半分「まさかね」と思って受け止めていた去年の春先が遠く懐かしく感じるくらい。今これを書いている2021年年初の現時点では在宅勤務が解除される見通しはついていない。

そんな中、出産、新生児育児、乳児抱えて仕事復帰という状況が重なった2020年、私はほとんど外出することのない日々を過ごしていた。3月以降、外の世界とのつながりを感じられる場所はzoom、twitter、slack、そしてpodcastというほぼデジタルでの世界のみ。それらが自分が他者・社会とつながりを感じられる数少ない貴重な生命線となっていく。

そんな特殊な年の10月に出会ったのがコテンラジオという番組だった。

コテンラジオとの出会い

もともとYouTubeでの配信のほうが先(?)だった模様のコテンラジオ。実はアンテナ高い人の間ではもっと前から話題になっていたようなのだけれど、

My favourite newsletter ( #lobsterr ) recommending my favourite podcast ( #cotenradio )😁 pic.twitter.com/xdhtdbYvdv

— 本間拓也 / Takuya Homma (@takuya514) February 25, 2020

私は自分の友人の呟きで初めて知ることに。

コテンラジオ#132-135を聴きました♪

いつも(PositiviTea含め笑)日本語のポッドキャストは倍速で聴きますが、仏教編は難しくて倍速ではとても聞けませんでした…仏教がこんなに論理的で哲学要素の強い宗教だとは知りませんでした!

空海と最澄のさらなるお話が楽しみです!https://t.co/GcVHazHYpv

— PositiviTea (@positivitea_us) October 3, 2020

知ったタイミングは産後職場復帰2週間前。3ヶ月児を抱えながら寝かしつけや授乳、隙間時間にこなす家事・洗濯にバタバタしていた頃。もともとpodcastが大好きな人間だった自分は、子育てライフが始まって、両手や目が束縛されてしまう時間が相当長くなってからは更にpodcast再生時間が増えていっていた。そんな時。

最初はPositiviTeaで紹介されていたエピソードを聞いたのだけれども、気になりすぎて結局第一回から聞くことにして、職場に復帰する10月半ばまでに80か90のエピソードを聞き終わってしまった。エピソードを聞いていない時にも番組のBGMが頭に回ってしまうくらい「コテラジ廃」になった段階で職場復帰。

「子育てはどう?」と同僚に聞かれるたびに「寝かしつけの大変な時間を気楽に過ごさせてくれるpodcastに出会ってさ!ついでにいうと、そのpodcastのおかげで大統領選挙戦に向けても少し冷静でいられる自分がいるよ」と、返答するくらいの変わり者なコテンラジオファンになっていた。

ハマっています

自分がここまでハマった背景は色々あるのかもしれないけれど、ざっと頭に浮かんだものを書いてみると・・・(順不同)

  • 知識欲が満たされる

  • 3人の掛け合い、それぞれのキャラとその関係性が好き

  • 歴史が「立体的に」ストーリー性を持って頭の中にはいってくる(ベルサイユの薔薇や三国志といった歴史漫画が好きだった大昔の自分を思い出す)

  • 今の自分が現代において考えてること、感じてることにも生かされる普遍的な気付きを得ることができる

  • 彼ら3人組によるコンテンツづくりのあり方が勉強になる

  • 信念×仲間×継続すること×楽しむこと×試行錯誤の鑑としてインスパイアされる

・・・という感じだろうか。

ファンとして意思表明・・という意味も込めて過去2ヶ月の間に

というハマりぶり。

2020年、色々な側面でパラダイムシフトがおきつつあることを体感することが多かった。そんなダイナミックなタイミングで、これに出会えて良かった。

例えば米国大統領選挙やその結果に対しても、コロナがきっかけで顕在化している価値観の違いや働き方のシフト、格差の拡大などについても、大きな歴史の流れの一部として捉えると・・、と以前以上に考えるようになった。また、これからの自分のキャリアや生き方を考える上で、背中を押してくれるようなメッセージもあり、ジワジワときいてくる。

そんな色々な恩恵を受けながら思うのは、自分が日本の中高で体験した理系文系選択っていうのはおかしな仕組みだな、ということ。自分は理系の道を歩んだけれど、結局30代後半になって、歴史も文学も哲学もなくちゃだめじゃん、と思わされることが少なくない。こんな歴史音痴で良いのかね・・とカサカサに乾いていた自分の脳みその一部に心地よいインプットのシャワーが補給されていく感じ。そんな心と頭のサプリ的な存在の番組に出会えたことは2020年のハイライトのひとつになった。

そんな感じでおすすめなので興味ある人はこちらから:https://cotenradio.fm/seasons/

余談:自分の子供は、これを聞いて楽しめるようになるためにもバイリンガル教育しなければと思っていたんだけれど、今少しづつYouTubeエピソード上で字幕をつけ始めるようにしているらしく、もしかすると英訳字幕も出てくるかもしれない。そうすると同僚や彼にも共有できるようになるので、それはそれでとても楽しみ。

補足:好きなエピソード

どこから聞けばいいか・・と友人に聞かれることがあるので書いておくと、個人的に印象的だったのはアメリカ開拓史、ヘレンケラーとサリヴァン先生、天皇、ヒトラー、お金の歴史、吉田松陰のシリーズ。でも基本的に全てのエピソードが面白いし勉強になる。

加えて、個人的に番外編も結構好き:

2021年も引き続きこの番組を通じての学びの機会を楽しみに・・。

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