Penpal Newsというツール/国境を超えた学び合い

Edsurgeの記事で目に留まったPenpal News(2012年10月時点)。

中学/高校のクラスが6週間の間まったく別のクラス(別の州または海外)とパートナー関係を結びそれぞれのクラスの生徒同士「Penpal」になるという仕組み。

そのPenpalが今年大統領選挙の年ということで特に選挙の焦点に当たっているトピックに関する''An Election-Year Exchange/Red-Blue Program''を展開していたことを知りました。

12-18歳の対象者にも分かりやすいように以下の5つのトピックに関して1分ビデオも準備されていて、民主党支持者の多い州の学校(Blue)と共和党支持者の多い州の学校(Red)をPenpal関係にすることで学生同士、多様な視点を交えながら社会で注目されているトピックに対する理解を深めるというものらしい。

・The Economy (経済)
・Health Care(健康保険、社会保障関係)
・Energy(エネルギー)
・Immigration(移民)
・Education(教育)

今年は25の州から6000の中高生がこのプログラムに参加していたようで、実際の選挙が終わってもこの取り組みは継続させ、いつでも参加は可能なようです。

この仕組み、いいな、と思います。例えば・・・・日本の小学校のクラスと中国や韓国などの国の小学校のクラスとPenPal関係になって外交問題や歴史について互いに理解を深められたり。

多くのステークホルダーが互いを理解しつつ共に課題設定/課題解決に取り組むことが求められる今日だからこそ、若い時からのこのような教育のあり方が重要かも、と感じます。
アメリカのBrendanとアフガニスタンのMoneerをつなげるPenPal Newsの仕組み 

このPenPal News Internationalセッションは11月6日に始まるそうです。ここでは''global current events about topics ranging from technology to government to the environment''と多岐にわたるトピックがカバーされる、とのこと。

自分が12-18歳の子達の担任だったらこれは活用してみたい、と思ったツールでした。
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