始めて行ってみたMeetupというもの
Meetup(ミートアップ)。
日本語でどうやって訳すのだろうと見てみたらweblip.jpでは「Meet up」(二つの単語)は「(人に)(偶然)出会う」とありました。でも、名詞で使うことが多いんですね、私の周りではMeetup。日本語だと「集会」みたいな感じでしょうか。もう少しカジュアルなので「井戸端会議」かもしれません。
それを仕組み化した会社が「Meetup Inc.」。創業2002年の会社です。「共通の興味を持っていたり、近くに住んでいる人達が小規模なイベントを開催して集まること」を可能にするサービスを提供している会社です。有名なのが彼らのmeetup.comというサイト。(参考:2013年8月17日「外国人の友達を作るならコレで決まり!『Meetup.com』」より」まずは個人をオンライン上でつなげ、それぞれのグループが地元でリアルなイベント/会合を開くことをサポートしています。
Wikipediaの記事によると創業者は2001 9 11 のテロの後にこの仕組みのことを思いついたようです。見ず知らずの人達がコミュニティの中でつながりやすくするためにインターネットをどう活用できるか、という点がアイディアの源泉だったようです。
このブログを書いている時点での登録会員数(無料で登録できます)1590万人。196カ国。(同社HPより)
様々なグループの存在だけを眺めるのも結構面白い。グループによっては一年以上イベントが開催されていないものもあります。
MeetupではないのですがEventbriteという似たようなプラットフォームを通じて知ったEdTech系のイベントに一回ニューヨークで行った事があったのですが(ボストンではもう少し頻繁に行っていました)、その場でワイワイと会話することがあっても、基本的にはそれだけ。自分は自分、良い出会いがあったとしてもその後のコンタクトは基本的に1対1の世界。そういう意味で「Meetup」の目指しているところとEventbriteとの違いはコミュニティという枠組みの存在かな、と感じました
今までMeetup.comのイベントは一度も行っていなかった自分ですが、①インパクト投資セクターの人間としてNet Impactという組織のことが気になっていたこと、②同組織のNYチャプターが運営しているイベントということでAcumenのチャプターのものと比較したいと思ったこと、③スピーカーの方のロックフェラー財団の人の話に普通に興味があったこと、④最近生活が落ち着き気味で時間的なゆとりができたこと・・・など色々気になってポチリと申し込みボタンを押しました。
当日指定された場所に行ってみたら結構にぎやかな、お洒落なバー/レストラン。こぎれいな会議室みたいのをイメージしていた私は戸惑いつつお店の人に「Net ImpactのMeetupに来た」と伝えると、12人分の席が確保されたハイテーブルに案内されました。
「え?これだけ?(小グループすぎる)」
もちろん知り合いは一人もいない。おそるおそる席につき、先に到着していた人と簡単な自己紹介や私がNet Impactイベント参加が初めてであることなどを伝えました。
事前登録時に食事メニューは申し込んであったので着席後はお酒を各自頼み、企画者の方からの簡単なイントロと全員の自己紹介。その後はかなりフリー。ゲストスピーカーの声が全員に行き渡りにくい場であったこともあり、彼を囲む会というよりは、どんどんと小さいグループで会話が弾んで行きました。
「なぜこのイベントに来ようと思ったのか」
「今仕事で何をしているのか」
「今どのようなことにワクワクしているのか」
「Net Impact絡みで他にどういうイベントに参加したことがあるのか」
「このコミュニティへの参加を通じてどういうことを得ている、得ようとしているか」
お互いにそれぞれやっていることに対しても興味津々で質問攻め。共通点が見えて来たり、相違点から学びを得たり。
一人一人が歩んで来た人生の軌跡もそれぞれとても面白い。金融色が強い人が比較的多いインパクト投資の世界で、まったくそういう道からやってきてない人も少なからずいて。
「あー、似たようなことに興味がある人があつまるとこうやってエネルギーが自然に高まるものなのだな」と改めてこういった「場」が存在することの効用といったものを感じました。
ちょうどこの会合が水曜。同じ週末はハーバードで年次のSocial Enterprise Conference(SECON)が開催される直前だったということもあり、このイベントに関しても盛り上がりました。
ディナー参加の12人のうち、5人は既にSECON参加のためのボストン行きを決めており、それを聞いて「Peer pressure!」と叫んでいた別の一人が(彼女は社会起業家)次の日に自分も参加することを決めたり・・・・ディナーの次の日になってもメールのやりとりが続いたり、となかなか熱い絆が思いがけず生まれた夜となりました。
自分がワクワクしながら常日頃やっていることや自分の興味分野が近い人達と集まることのできるMeetup。どういう人との出会いがあるか分からないのでちょっとドキドキもしますが、いつもは出会うことの出来ない素敵な人達との出会いが可能になる貴重なきっかけ。
こういうのが好きな人と苦手な人がいるとは思いますが、仕事でやっていることや個人的にPassionを持っているものだったらきっと会ったら会話も弾むはず。
またNet Impactのイベントに行ってみようかな、と思います。
(後日談)
結局ボストンのSocial Enterprise Conferenceでこの夜にあったメンバー全員と会場で再会することができ、まるで結構前からの友達であるかのように「Hey~♩」とハグ。大勢が集まる場でやはり知った顔に再会するというのは嬉しいものですね。水曜にMeetupに勇気を出していってみて本当に良かったです。
日本語でどうやって訳すのだろうと見てみたらweblip.jpでは「Meet up」(二つの単語)は「(人に)(偶然)出会う」とありました。でも、名詞で使うことが多いんですね、私の周りではMeetup。日本語だと「集会」みたいな感じでしょうか。もう少しカジュアルなので「井戸端会議」かもしれません。
それを仕組み化した会社が「Meetup Inc.」。創業2002年の会社です。「共通の興味を持っていたり、近くに住んでいる人達が小規模なイベントを開催して集まること」を可能にするサービスを提供している会社です。有名なのが彼らのmeetup.comというサイト。(参考:2013年8月17日「外国人の友達を作るならコレで決まり!『Meetup.com』」より」まずは個人をオンライン上でつなげ、それぞれのグループが地元でリアルなイベント/会合を開くことをサポートしています。
Wikipediaの記事によると創業者は2001 9 11 のテロの後にこの仕組みのことを思いついたようです。見ず知らずの人達がコミュニティの中でつながりやすくするためにインターネットをどう活用できるか、という点がアイディアの源泉だったようです。
このブログを書いている時点での登録会員数(無料で登録できます)1590万人。196カ国。(同社HPより)
毎日Meetupは至る所で(特にNYC)
大学院を卒業してニューヨークに到着した直後に創業者のインタビューの動画を見たことがあり(ソースが今まだ見つけられていません)、そこで「創業してからしばらくの間は社会のニーズがそこまで大きくなかったけれど、近年のユーザー登録数の伸びが大きい」「ニューヨークでは居住者の7人一人はアカウントを持っている」といった内容を聞き、登録だけしてみました。様々なグループの存在だけを眺めるのも結構面白い。グループによっては一年以上イベントが開催されていないものもあります。
MeetupではないのですがEventbriteという似たようなプラットフォームを通じて知ったEdTech系のイベントに一回ニューヨークで行った事があったのですが(ボストンではもう少し頻繁に行っていました)、その場でワイワイと会話することがあっても、基本的にはそれだけ。自分は自分、良い出会いがあったとしてもその後のコンタクトは基本的に1対1の世界。そういう意味で「Meetup」の目指しているところとEventbriteとの違いはコミュニティという枠組みの存在かな、と感じました
Meetupデビュー
で、「コミュニティ」が主催しているイベントってどうなんだろう。と思っていた矢先に、Net Impactという組織のメールマガジンを通じてこのイベントを知りました。実際のイベントのロジ手配にはEventbriteが使われていました。イベント名は「Small Dinner Discussion: The Rockefeller Foundation」ロックフェラー財団のProgram Associateのゲストスピーカーを囲むディナー。今までMeetup.comのイベントは一度も行っていなかった自分ですが、①インパクト投資セクターの人間としてNet Impactという組織のことが気になっていたこと、②同組織のNYチャプターが運営しているイベントということでAcumenのチャプターのものと比較したいと思ったこと、③スピーカーの方のロックフェラー財団の人の話に普通に興味があったこと、④最近生活が落ち着き気味で時間的なゆとりができたこと・・・など色々気になってポチリと申し込みボタンを押しました。
当日指定された場所に行ってみたら結構にぎやかな、お洒落なバー/レストラン。こぎれいな会議室みたいのをイメージしていた私は戸惑いつつお店の人に「Net ImpactのMeetupに来た」と伝えると、12人分の席が確保されたハイテーブルに案内されました。
「え?これだけ?(小グループすぎる)」
もちろん知り合いは一人もいない。おそるおそる席につき、先に到着していた人と簡単な自己紹介や私がNet Impactイベント参加が初めてであることなどを伝えました。
事前登録時に食事メニューは申し込んであったので着席後はお酒を各自頼み、企画者の方からの簡単なイントロと全員の自己紹介。その後はかなりフリー。ゲストスピーカーの声が全員に行き渡りにくい場であったこともあり、彼を囲む会というよりは、どんどんと小さいグループで会話が弾んで行きました。
「なぜこのイベントに来ようと思ったのか」
「今仕事で何をしているのか」
「今どのようなことにワクワクしているのか」
「Net Impact絡みで他にどういうイベントに参加したことがあるのか」
「このコミュニティへの参加を通じてどういうことを得ている、得ようとしているか」
お互いにそれぞれやっていることに対しても興味津々で質問攻め。共通点が見えて来たり、相違点から学びを得たり。
一人一人が歩んで来た人生の軌跡もそれぞれとても面白い。金融色が強い人が比較的多いインパクト投資の世界で、まったくそういう道からやってきてない人も少なからずいて。
「あー、似たようなことに興味がある人があつまるとこうやってエネルギーが自然に高まるものなのだな」と改めてこういった「場」が存在することの効用といったものを感じました。
ちょうどSECON2014の直前だったのも良かったかも
ちょうどこの会合が水曜。同じ週末はハーバードで年次のSocial Enterprise Conference(SECON)が開催される直前だったということもあり、このイベントに関しても盛り上がりました。
ディナー参加の12人のうち、5人は既にSECON参加のためのボストン行きを決めており、それを聞いて「Peer pressure!」と叫んでいた別の一人が(彼女は社会起業家)次の日に自分も参加することを決めたり・・・・ディナーの次の日になってもメールのやりとりが続いたり、となかなか熱い絆が思いがけず生まれた夜となりました。
自分がワクワクしながら常日頃やっていることや自分の興味分野が近い人達と集まることのできるMeetup。どういう人との出会いがあるか分からないのでちょっとドキドキもしますが、いつもは出会うことの出来ない素敵な人達との出会いが可能になる貴重なきっかけ。
こういうのが好きな人と苦手な人がいるとは思いますが、仕事でやっていることや個人的にPassionを持っているものだったらきっと会ったら会話も弾むはず。
またNet Impactのイベントに行ってみようかな、と思います。
(後日談)
結局ボストンのSocial Enterprise Conferenceでこの夜にあったメンバー全員と会場で再会することができ、まるで結構前からの友達であるかのように「Hey~♩」とハグ。大勢が集まる場でやはり知った顔に再会するというのは嬉しいものですね。水曜にMeetupに勇気を出していってみて本当に良かったです。