「日本 x 女性」というテーマ - 佐々木かをりさんの記事を読んで

父から教えてもらった記事

昨日のOECD Education at a glanceのレポートの紹介のエントリーで少しだけコメントした「日本」x「女性」の話。ちょうど今朝起きたら父からPDF添付付きのメールが届いていました。
「佐々木かをりさんが先週、日経の夕刊に出ていました。とても勇気づけられる内容でしたので、PDFファイルでお送りいたします。」
自分が確か中高生の時から良く切り抜きを記事を娘達に紹介してくれていた父。(娘達はほとんどその有り難みを大人になるまで分かっていなかったのですが)で、今でも時々記事の切り抜きを共有してくれます。最近は逆に私から送ることもあったりします。

その今回送ってくれた記事は9月3日から7日の日経夕刊の「人間発見」で連載されていた「佐々木かをりさん」の記事をまとめたものでした。

佐々木かをりさん、国際女性ビジネス会議

佐々木さんは私が日本出発前に参加した国際女性ビジネス会議(7月28日@お台場)を主催されていた方。同会議で佐々木さんの人となりに感銘を受けて帰宅後父にそのことを熱く報告していた私。こういう人が人を惹き付けて大きな動きを起こすんだろうなーと帰路途中しみじみと思っていたのを覚えてます。


※少々脱線、この会議について※
  • こちらの会議は1年ほど前に私の大好きな石倉洋子先生に紹介されたもの。しかしタイトルのインパクト度と参加費の高さに若干腰がひけていた・・。それでも日本を久々に離れるのだからその前に、と思って今年参加した10時間イベントです
  • Facebookはこちら、当日のハッシュタグ@twitterは#icwb
  • 今年(2012年)のテーマは「世界を動かす真のグローバル人材」
  • 上記HPでログの一部がどんどん紹介され始めているので興味がある方はぜひ。男性の参加者もいらっしゃって、今後更に増えていくことが期待されていました。
  • MITメディアラボ副所長の石井先生がそのためにボストンから来日されていたり、宇宙飛行士野口さんのお話を直接お伺いできたり、馬越先生の英語落語で笑ったり、野田聖子議員の人生観に直接触れたり、アメリカン航空が紹介してくれたTomadachi 支援エピソードに感動しり・・
  • 個人的には石井先生と慶応メディアデザイン研究科の古川先生とのやりとりが目の前で見えたこと&質問できたことがとても印象的な会議でした
  • あそこの場に来ていた人の多くはいわゆる「キャリアバリバリの女性達」ではなく一生懸命日々模索しながら頑張っている等身大の自然体の女性達(仕事では自然体+αで頑張っているのかもしれないが)とはいえ「凄い」女性もたくさんいてあの会議に参加した全員が(中高生もいた!)主催側&参加側関係なく皆でエネルギーを吸収し合うとても素敵な数百人規模のコミュニティとなっていました
  • 来年は確か9月に開催されるらしい同会議。日本にいたらぜひまた参加したいと思います。

で、父から送られてきた記事の最後にあった佐々木さんの言葉をメモ。
「今、日本の経済や社会には閉塞感が漂っています。私はそれを打ち破るのが多様性や女性の力だと信じています。」・・・信じるものがある人間は強いと色々なところで感じます。
今回のアメリカの大統領選挙でも女性向けのメッセージが幾度か候補者のスピーチから出ていました。(過去エントリー:アメリカの政治 - 今度はDNCでのオバマ大統領夫人にも)

他の人や大きな力(政府?企業?)が動き出すのを待つのではなく一人一人が(性別、年齢関係なく)自分ができることをまずは一歩づつ進めていくことが大切じゃないかな、と感じたりもしています。このテーマ。
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