教育/学びの(日本語スピーカー)仲間 in NY
前回ニューヨークに日本人の友達が少ないと書きましたが(というか現地の友達も同僚以外ほぼ皆無、、)「仲間」はいます。人が学ぶということや教育のあり方について興味がある日本語スピーカーの仲間達。今日はこのコミュニティについてと運営者として思ってることについて書いてみます。
最初にオフ会(対面で直接会う場)をしたのは10月1日の映画鑑賞会。翌月の11月には私の住んでるところで持ち寄りパーティーをしました。その日の参加者10人強。そのうちコロンビアのTeachers College (TC) 生が四人(うち修士3博士1)、コロンビアのSIPA生(政策大学院)が一人、NYU教育関係が二人、私を含む三人が現地で「学び」に関わる仕事をしてる人という内訳でした。
2014年12月の現時点でニューヨークにまだいるのはこの10人中のなんと5人。他メンバーは東京、フィラデルフィア、英国ケンブリッジに羽ばたいていきました。人の流動性が高いマンハッタン。
michiyoさんがコロンビア大学近くの比較的大きな寮に住まれていたことからそこでの出会いを通じた紹介ベースで最初はメンバーが増えていきました。ある程度の人数を超えたからはFacebookの「Suggested Group」アルゴリズムにひっかかるようになりました。
今ではこのコミュニティ70人ほどの規模になっており、私が話したことがあり顔名前が一致している人は50人くらいでしょうか。修士&博士課程留学生が比率として一番多く(30人くらい)、ニューヨーク短期滞在組(交換留学生や日本からの出張&旅行中にコミュニティに関わってくれた人)も含まれているのでタイトルの割には現在ニューヨークに住んでる人達は全体の半分くらいな印象です。
メンバーには舞台教育に関わる人から組織学習論の人、テクノロジーを活用した教育に関わる人、MBA生、学部生、起業家までいろいろで。誰一人としてピッタリ同じものを学習・研究・仕事にしてるわけではないのが面白いです。もちろん教育の中でも幼少期教育に興味のある人から生涯学習までいろいろ。
今年の半ばに皆が興味あるトピックは?という問いをしてみたところ、様々な答が帰ってきたのでTagxedoというツールを使ってこういうのもつくりました(今コミュニティのカバーページになっています)
ハーバードの時は周りに「教育に関わる何かを学んでる又は仕事にしている日本人」が本当に少なかったので改めてニューヨークという場、TCやNYUという学校達の懐の深さを感じているところです。(過去エントリー:「教育学」の裾野の広さ(in NY))
その①:Recruiting/Onboard時のコミュニケーションの大切さ
紹介ベースの平和な成長フェーズ①からFBのオススメ機能が始動したフェーズ②にコミュニティが移行したときがまず第一の学びの機会だったと感じます。
自己紹介を依頼しても一切反応がなかったりコミュニティへの貢献や参加が見えないような人が少なからず出てくる。申請してくれる人達がどういう背景・意図でポチリとしたかが全く分からない。紹介も特になかった。コミュニティ内に友達がいるとは記載してあるけれど、その人はノンアクティブなメンバー・・・そういうパターンの時に少し悩みます。
特に大学院生同士は、「日本人」という切り口や「ニューヨークにいる日本人」という切り口で知り合いになるケースがよくあります。興味分野が重なる、とか教育/学びについて強い興味がある、とは違う可能性を含むこのパターン。
管理人として、どういう基準でacceptするか今も決まってませんが、現時点では紹介なしの場合は事前にdirect messageを送るようにしています。残念ながら友達関係にない人に送ったFacebookメッセージが「その他」フォルダに届いてしまって相手がそもそも私のメッセージに気付かないというパターンもありますが・・
元々コミュニティを大きくすることに興味はないので引き続き多様な、主体性のある人の比率を高水準に維持したグループにしていきたいとは思ってます。
その②:誰がコミュニティ内にいるかをなんとなく把握しているコアメンバーの存在
活発なコミュニティと個人が参加したくなるような気持ちになるということは、ある意味鶏と卵の関係にあると感じます。積極的なメンバーがいないとコミュニティは活発にならないし、コミュニティがある程度活発に見えないと、メンバーが参加したいとは思わない。
そういう意味で一歩を踏み出す(自ら投稿する、他人の投稿にコメントする、イイねする)リーダーシップを持っているコアメンバーが一定比率以上いることがやはり大切なのだと感じます。これは運営者一人では出来ない事。
Who is here? What is meaningful for them?をある程度理解している人達。そういう人達が一定数いることが本当に重要。前述のmichiyoさんもそうですし、'Mashiyoshi'さんとか、Tetsuyaさんとか(彼の昔のブログはこちら)、Daiyuさんとか、Makikoさんとか、Emiさんとか。ブログ特に書いていないけれど心強いコアメンバーもさらに何人もいます。皆、かけがえのない仲間です。
運営者としてはそのコアメンバーが全体においてどのくらいの比率かな、ということをある程度フォローしていることが大切だと感じます。このコミュニティに関しては 私はGoogleSheetに名前、それぞれのメンバーが自己紹介スレッドをたてた時の日時とhyperlinkを保存しています(メンバーに公開している情報)。
それとは別でこういう感じのメンバーの可視化もしてみました。このツールに興味があったのだけれど、無料バージョンはちょっと限定的ですね、使い勝手。残念。
その③:オフ会の存在
はじめたのは昨年の秋。
ニューヨークに引っ越してきて、日本にいたときに一度お会いしたことのあったmichiyoさんと再会のディナーをしたときです。「教育について学んだことを話し合う日本人仲間欲しいね」という気軽な会話をしたのが始まりでした。確か2013年9月のこと。その後Facebook groupを立ち上げ、「教育/学びの仲間inニューヨーク」とそのままのタイトルをつけました。最初にオフ会(対面で直接会う場)をしたのは10月1日の映画鑑賞会。翌月の11月には私の住んでるところで持ち寄りパーティーをしました。その日の参加者10人強。そのうちコロンビアのTeachers College (TC) 生が四人(うち修士3博士1)、コロンビアのSIPA生(政策大学院)が一人、NYU教育関係が二人、私を含む三人が現地で「学び」に関わる仕事をしてる人という内訳でした。
2014年12月の現時点でニューヨークにまだいるのはこの10人中のなんと5人。他メンバーは東京、フィラデルフィア、英国ケンブリッジに羽ばたいていきました。人の流動性が高いマンハッタン。
michiyoさんがコロンビア大学近くの比較的大きな寮に住まれていたことからそこでの出会いを通じた紹介ベースで最初はメンバーが増えていきました。ある程度の人数を超えたからはFacebookの「Suggested Group」アルゴリズムにひっかかるようになりました。
2014年12月の現時点の状況。
今ではこのコミュニティ70人ほどの規模になっており、私が話したことがあり顔名前が一致している人は50人くらいでしょうか。修士&博士課程留学生が比率として一番多く(30人くらい)、ニューヨーク短期滞在組(交換留学生や日本からの出張&旅行中にコミュニティに関わってくれた人)も含まれているのでタイトルの割には現在ニューヨークに住んでる人達は全体の半分くらいな印象です。メンバーには舞台教育に関わる人から組織学習論の人、テクノロジーを活用した教育に関わる人、MBA生、学部生、起業家までいろいろで。誰一人としてピッタリ同じものを学習・研究・仕事にしてるわけではないのが面白いです。もちろん教育の中でも幼少期教育に興味のある人から生涯学習までいろいろ。
今年の半ばに皆が興味あるトピックは?という問いをしてみたところ、様々な答が帰ってきたのでTagxedoというツールを使ってこういうのもつくりました(今コミュニティのカバーページになっています)
2014年9月時点でメンバーの興味がある分野 |
ハーバードの時は周りに「教育に関わる何かを学んでる又は仕事にしている日本人」が本当に少なかったので改めてニューヨークという場、TCやNYUという学校達の懐の深さを感じているところです。(過去エントリー:「教育学」の裾野の広さ(in NY))
コミュニティ運営の試行錯誤。
そんなコミュニティを運営していくなかで、大切だなぁと思うようになったこと、三つ。その①:Recruiting/Onboard時のコミュニケーションの大切さ
紹介ベースの平和な成長フェーズ①からFBのオススメ機能が始動したフェーズ②にコミュニティが移行したときがまず第一の学びの機会だったと感じます。
自己紹介を依頼しても一切反応がなかったりコミュニティへの貢献や参加が見えないような人が少なからず出てくる。申請してくれる人達がどういう背景・意図でポチリとしたかが全く分からない。紹介も特になかった。コミュニティ内に友達がいるとは記載してあるけれど、その人はノンアクティブなメンバー・・・そういうパターンの時に少し悩みます。
特に大学院生同士は、「日本人」という切り口や「ニューヨークにいる日本人」という切り口で知り合いになるケースがよくあります。興味分野が重なる、とか教育/学びについて強い興味がある、とは違う可能性を含むこのパターン。
管理人として、どういう基準でacceptするか今も決まってませんが、現時点では紹介なしの場合は事前にdirect messageを送るようにしています。残念ながら友達関係にない人に送ったFacebookメッセージが「その他」フォルダに届いてしまって相手がそもそも私のメッセージに気付かないというパターンもありますが・・
元々コミュニティを大きくすることに興味はないので引き続き多様な、主体性のある人の比率を高水準に維持したグループにしていきたいとは思ってます。
その②:誰がコミュニティ内にいるかをなんとなく把握しているコアメンバーの存在
活発なコミュニティと個人が参加したくなるような気持ちになるということは、ある意味鶏と卵の関係にあると感じます。積極的なメンバーがいないとコミュニティは活発にならないし、コミュニティがある程度活発に見えないと、メンバーが参加したいとは思わない。
そういう意味で一歩を踏み出す(自ら投稿する、他人の投稿にコメントする、イイねする)リーダーシップを持っているコアメンバーが一定比率以上いることがやはり大切なのだと感じます。これは運営者一人では出来ない事。
Who is here? What is meaningful for them?をある程度理解している人達。そういう人達が一定数いることが本当に重要。前述のmichiyoさんもそうですし、'Mashiyoshi'さんとか、Tetsuyaさんとか(彼の昔のブログはこちら)、Daiyuさんとか、Makikoさんとか、Emiさんとか。ブログ特に書いていないけれど心強いコアメンバーもさらに何人もいます。皆、かけがえのない仲間です。
運営者としてはそのコアメンバーが全体においてどのくらいの比率かな、ということをある程度フォローしていることが大切だと感じます。このコミュニティに関しては 私はGoogleSheetに名前、それぞれのメンバーが自己紹介スレッドをたてた時の日時とhyperlinkを保存しています(メンバーに公開している情報)。
それとは別でこういう感じのメンバーの可視化もしてみました。このツールに興味があったのだけれど、無料バージョンはちょっと限定的ですね、使い勝手。残念。
その③:オフ会の存在
最後に、個人的に重要だな、と痛感しているのはオフ会の存在です。必ずしも対面でなくてもいいのですが、コミュニティの横のつながりを保つ&深めるため定期的にあることが大切だなと感じています。
今年はざっくばらん会が13回(うちバーチャルは2回)、気軽にご飯を食べる機会が2回実施されました(忘年会などまだあるかもしれませんが)。来年はもう少しGoogle Hangoutをつかって試行錯誤してみようかな、とも思います。マンハッタン外の人が増えてきたこともあるので。
また、一時期マンハッタンに遊びに来ている人を囲むスピーカーシリーズが続いていたのですが、既存メンバーによる「何を学んでいるか、やっているか」勉強会もそろそろ再開したいな、と思います。
試行錯誤は続く。
素敵な出会いに感謝。
今年はざっくばらん会が13回(うちバーチャルは2回)、気軽にご飯を食べる機会が2回実施されました(忘年会などまだあるかもしれませんが)。来年はもう少しGoogle Hangoutをつかって試行錯誤してみようかな、とも思います。マンハッタン外の人が増えてきたこともあるので。
また、一時期マンハッタンに遊びに来ている人を囲むスピーカーシリーズが続いていたのですが、既存メンバーによる「何を学んでいるか、やっているか」勉強会もそろそろ再開したいな、と思います。
試行錯誤は続く。
素敵な出会いに感謝。