4つのシゴトと4つのスキル
年末年始の一時帰国の時に、何人かがソーシャルメディア共有していたこの本。「働くミレニアル女子が身につけたい力 Empowerment」筆者は大崎麻子さん(Amazon)。今回はそこに書いてあって印象的だった二つのフレームワークについて。
ボランティアに関しては「ボランティア活動は社会の一員としての責任を果たし、自分と社会の繋がりを創り、保つ活動」
4つのシゴト
一つは「四つのwork」という考え方。本のタイトルには「女子」とあったものの、これは性別年齢関係なく使えると思った枠組み。ライフステージが変わるたびにそれぞれが全体に占める割合は変わるものの、私たちは長い人生において、これら四種類のシゴトに関わることとなる時代にいる、という考え方だった。- 生業 有償の仕事
- 無償の仕事 家事育児介護などケア活動
- 創造的な活動
- ボランティア・地域活動
また、創造的な活動については「自分と向き合い、自分の内側にあるものを様々な形で表現する活動」「自分らしさを形であらわしていく作業であり、私たちが生きている証を積み上げる活動・作業」「深い充足感」に繋がるもの、と説明されていた。
そして、もう一つ印象的だったのは紹介されていた「身につけておくべき4つのスキル」。
だから著者も書いていたように、若いときからこういうことを学べる機会がたくさんあるといいのだろうな、とも思ったり。助けを求める力。繋がる力。
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自分に当てはめるとすると
- Acumenでの職員としてのシゴト、instructional designerとしてのシゴト、その他スポットのプロジェクト
- これは一番今比率が少ない、自分の家の家事掃除や、たまに彼の猫をケアするときくらいか・・・
- ブログ執筆、たまにコラージュアートやら、イベントのデザインしたり
- 話をしたい、会いたいという問い合わせをもらったり、人を紹介された場合のディスカッション相手と、PIECESの理事としての時間、Egaku Workshopのアンバサダーとして
この枠組みを使いながら自分の母の生き樣を振り返って見るとなかなか面白いものがあった。私の母はこの4つのシゴトを多様なmixで精力的に過去40年ほど回している人だ。今もほぼ4つ全てにおいて私より忙しい日々を過ごしている・・。
4つのスキル
そして、もう一つ印象的だったのは紹介されていた「身につけておくべき4つのスキル」。「誰にとっても、人生は山あり谷ありです。残念ながら、順風満帆な人生はありません。自分の人生を自分で舵取りしながら生きていくための具体的なスキルを身につけてください。」(本文より)この「身につけておくべき力」は :
- 働き続ける力
- 学び続ける力
- 助けを求める力
- 繋がる力
特に子供を持つお母さんたちに対して「お母さんが社会との繋がりを持ち、孤立せずに生きていくこと」の大切さを強調されていたのと、そして経済的自立という文脈で以下の点を明記されていたのが印象的だったのでそれをメモ。
(大事なのは)貯金のみならず
- 継続的にお金を稼げる力
- 行政の支援を探し当て、申請する力
- 生活や仕事や子育ての面で助けてくれたり、情報をくれたり、励ましてくれたりする人間関係そうなんだろうな、と思いながら、ちなみに上記の「お金を稼げる」を「健康な心身を維持する」でも似たようなことが言えるかも?と思ったり。
- 健康な心身を維持する力
- 支援提供者・専門団体を探し当て、手を伸ばす力
- 心身のコンディションの波を乗り越えるという道のりで助けてくれたり、情報をくれたり、励ましてくれたりする人間関係これは直近自分が体調を崩したり、家族が怪我をしたりがあったので改めてそう思うのかもしれないけれど、働くとか学ぶと行った最初の二つのスキルどころじゃない状態の時こそ、最後の二つの、助けを求める・繋がるスキルを持っているかどうかが大きな鍵となるのではないかな、と。
だから著者も書いていたように、若いときからこういうことを学べる機会がたくさんあるといいのだろうな、とも思ったり。助けを求める力。繋がる力。
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