Acumenでの8年 - 退職後5ヶ月後の振り返り

Acumenでの最終勤務日から5ヶ月ほどが経った。

0歳児を抱えての引っ越し・退職に向けたチームへの引き継ぎ・コロナのため1年以上足を踏み入れていなかったオフィスからの荷物撤去に続いて、新しい勤務環境への適応などで振り返る暇もない日々だった。

でも、ここに区切りとしてやはり書き残しておこうと思う。

Photo by Christopher Beloch

 

2010年に東京にいるときにボランティアとして関わり始め、2013年に大学院を卒業したときに夏のインターンとして仕事をくださいと自分を売り込み、パートタイムの業務委託としての働いた時期を含めるとちょうど8年ほど。あっという間だった。

そんなAcumenというコミュニティは私の30代を形作ったといっても過言ではないほどお世話になった場所だった。あの場で出会った人たち、いただいた機会の数々、すべてに私は育てられたと思っている。そして、正職員としては「卒業」という形で退職したものの、ジャクリーンをはじめとするコアメンバー&コアなAlumniとの心の距離は今でも驚くほど近い。

昨日、ひょんなことでzoomで話すことになった相手は同僚ですらなくて、バンクーバーにいたボランティアとニューヨークにいたボランティアマネージャーの私、という関係の人だったけれど、6年の時間を感じさせないくらい、暖かい懐かしい気持ちがお互いに胸いっぱい広がって興奮した。そんな価値観ベースで、心の深い部分で繋がる出会いにたくさん恵まれた環境だった。

このブログでもAcumenで自分が学んだことをいっぱい書いてきた。

もちろんAcumenも組織として完璧なわけじゃないし(そんな組織は存在しないと思う)、そこでリーダーシップを発揮している皆も誰一人完璧ではない。でもそんな不完全さをお互いが受容しつつ、それぞれが成長しようとしていることに信頼と敬意を払い、そして、ともに大きなミッション・ビジョンの実現に向けて協力しあう・一緒に喜ぶ・学んでいく。そういった個人が集まることで生まれるチームワークのあり方や世の中に結果を残すことができうる可能性といったものを教えてもらった場所だった。

今回このエントリーを書く上で、最終日に組織のメンバー&すでにAlumniとなっている元同僚に送ったものを久しぶりに読み返してみた。

「私がこの場所から教わったもの」-- 

退職するきっかけはビザだったけれども、8年という、OPT+H1Bいっぱいいっぱいをあの場で過ごし続けられたことは本当に運がよかった。そこでもらったものを、これからはAcumen Alumniとしてpay it forwardしていきたいと思う。

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